REE 投資事業失敗の原因を探る
主な原因は、市場が思ったより変動したこと、
投資活動が積極的に行われなかったこと、である。
投資家業界で最も注目されたことの1つである。
REEは様々な分野で活動しており、
証券市場に影響を与える大企業の典型的な例であり、
証券市場が長期的に下落し続けた中で、
企業の投資活動の難しさを表した典型的な例であった。
定例会議において、REE取締役から、
これらの問題に関する分析が発表された。
今年上半期、この会社は912,520株式を売却、
446億ドン回収し、102億ドンを損失した。
財政投資に関するリスク予防準備資金は、
2,684億ドンで、
うち、第1四半期が1,606億ドン、
第2四半期が1,077億ドン。
予防準備資金から赤字になる資金は、
207億ドン(HPG銘柄・ANV銘柄)。
2007年から今年6月30日までの、
予防準備資金は計3,169億ドン(2007年485億ドン)。
しかし、市場回復に伴い、
7月15日まで換金される予防準備資金が467億ドン。
予防準備資金を引いたことで、
会社全体の生産営業活動に影響を与え、
REEは上半期1,626億ドンの損失となった。
同報告書によると、6月30日まで
REEの証券投資資金は12,520億ドン。
そのうち、上場証券7,530億ドン(60.18%)、
未上場証券4,980億ドン(39.82%)を投資。
未上場証券は主に長期投資対象。
積極的な売却を徹底できず
REEの分析によると、主な原因は、
投資結果に対する市場変動の影響は、
事前に理解されていたものの、
経験不足と行動が明確にできなかったことだ。
なぜREEは損失軽減のため、
早めの株式売却をしなかったか。
取締役会は2つの理由を説明した。
①ベトナムや外国金融機関、ファンドの分析に基づき行動しており、
市場がここまで暴落することを予想し得なかった。
②取締役会においては、数銘柄の売却が決定していたが、
マネジメントチームや投資部門において、
徹底的に実施できなかった。
その他にも、この6ヶ月の経済変動も
REEの利益に影響を与えた。
特に、為替レートの変動、インフレ、輸入部品の値上げである。
Reetechエアコンを組み立てるための部品が、
主に外国から輸入されるため、
ベトナムドンをドルに両替しなくてはならない。
銀行と市場の為替レートが10%違うので、
場合によっては、4%~8%損失することもあった。
第2四半期、証券投資活動の影響により
REEは1,626億ドンの損失となったが、
今後どのような活動方針を持って、
今年全体の営業成績の黒字を確保するかが
注目される。
現時点の計画では、
REE電気機材サービス株式会社 (R.E.E M&E JSC)と
REE電気機材販売株式会社(主な商品はReetechエアコン)が
引き続き1,000億ドンの利益を確保、
不動産賃貸が1,440億ドンの収入を確保、
一部の株式を売却し、600億ドンの利益を作る。
不動産プロジェクトの数案件を売却し、1,000億ドンの利益を作る。
これらの結果により、予防準備資金2,800億ドンを引いた後、
今年の利益は2,200億ドンに達する可能性がある。
Vneconomy.net 2008年7月24日