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2010年02月25日

カンボジア通信市場 競争激化


Viettelの代表者によると、
現在、カンボジアのインターネット利用者の割合はまだ非常に低い。


Viettel、FPT、VTC等、ベトナムの大手通信会社は
それぞれ発展潜在力が高いカンボジア市場に参入した。
ベトナム企業が互いに激しく競争する状況になっている。

≪新規参入≫

最大規模でカンボジア市場に参入したのはViettelである。
同社は1年前にMetfoneを開設した。
営業開始の半年後には、Viettel CambodiaはNo.2の通信会社になった。
BTSステーション全体の42%、ネットワークエリア全体の88%を占める。

外国への投資を重視する同社は、今年中の目標として
 ・2.5億USDの売上
 ・BTS2Gの300ステーション
 ・BTS3Gの1500ステーション
 ・15,000Km~16,000Kmのケーブル整備

を達成するとしている。

FPT Telecomもカンボジア市場で約6ヶ月営業し、
主に広帯域を販売していた。
Nguyen Thanh NamFPT代表取締役社長によると、
今が市場に進出し、消費者に直接に販売するタイミングとなった。
今後、同社はカンボジアで規模が一番大きいIT企業である
Mekong Netと協力関係を結ぶ予定がある。

2月21日、VTCは
カンボジアオンライン通信会社(VTC Online Cambodia)を開設し、
サービス内容を紹介した。
Nguyen Viet Hung-VTC Online Cambodia社長によると、
同社のサービスは100%カンボジア語に訳され、
2月末にオンラインで教育、文化情報、ゲーム番組が流される。

FPTは競争が激化するカンボジア市場で、
現地の通信会社は恐れないが、Viettelが一番大きなライバルであるとする。
Nguyen Thanh Nam社長は、
「Viettelは積極的にカンボジアで営業活動を拡大し、
一番関心を持っているのは携帯電話へのシェア拡大である。
そのため、いち早く参入出来れば、FPT Telecomが
インターネット市場を独占することができる」
と述べた。

しかし、FPT Telecomは先日発表された、
2011年のViettelの目標に対峙しなくてはならない。

Viettelは2011年まで、
固定電話市場の46%のシェア、携帯電話市場の90%のシェアを占めると共に、
ADSL市場の90%のシェア達成を計画している。

2009年6月1日からViettel Cambodiaはカンボジアで
VoIP、ADSL、固定電話、携帯電話等の多目的通信サービスを提供する
最初の通信会社になった。
FPTはカンボジア市場での営業方針がまだ明確になっていない。

VTC Intecomは、
2006年末にカンボジアで設立された後、デジタルの営業成長率が連続的に300%に達した。
2010年にはVTCがSiem Reap、Battambang、 Preah Sihanouk、Kampong Chamの都市に
支店を開設する予定である。
同社は電子売買、銀行、スポーツ、音楽、ファッション等のサービスを
追加提供する予定である。

まず、VTCの目の前のライバルがカンボジア企業のMike Gaertnerである。
この会社は、カンボジアで一番流行している
Justice X Wars II (JXII)というオンラインゲームを運営している。

今、カンボジア市場はオンラインゲームの参入に最も良い時期である。
JXIIゲームは現在約12万口座が利用され、ピークを過ぎた時点でも
ユーザーは1万人もいる。

≪発展潜在力の市場≫

マレーシア、タイ、スウェーデン等の
大手通信会社がカンボジアの携帯電話市場に参入し、
競争が激化しているが、他分野の開発潜在力はまだ高い。

Nguyen Thanh NamFPT社長は、
カンボジアの広帯域市場はまだ開発されていないとし、
Viettelはカンボジアのインターネット利用者は現時点で非常に少なく
人口の約0.12%だが、3年後には3%引き上げるという。

現在、ベトナムでは1800万人がインターネットを利用し、
そのうち、1000万人がゲームユーザーである。


Vietnamnet.com 2010年2月24日

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