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2010年06月03日

工業団地の下水処理 70%が未処理


6月1日、資源環境省は
2009年国家環境報告書を発表した。


報告書の主な内容は
ベトナム工業団地の環境であり、
生態環境に関する
全国の工業団地の影響を分析する。

資源環境省によると、
2009年11月までにベトナム全土で
223の工業団地が設立された。
その内の171工業団地が活動を開始し、
総面積は5億7300万平米。

工業団地の下水の影響を調査した結果、
毎日の各工業団地の
下水100万m3の70%が
直接に河川に流されていた。

また、下水処理施設が整備されている
工業団地は全体の43%しかない。

地価水源の汚染も
警戒が必要な状況になった。
Ha Nam省Phu Ly町の人口およそ6万人が
常に水不足に陥っている。

下水だけではなく、
大気汚染も緊急課題である。
古い工業団地では
各工場が時代遅れの技術を使い、
排気処理施設に投資をしない。
粉塵のほか、
幾つかの工業団地では
一酸化炭素(CO)、二酸化硫黄(亜硫酸ガス、SO2)、
二酸化窒素(NO2)による汚染も発見された。

また、廃棄物の量も増加傾向で
危険な廃棄物は全体量の20%を占める。
特に南部の工業団地の廃棄物が
全工業団地の中で最も多く、
1日平均3千トン。

経済重点地域の中でも
南部の危険な廃棄物は
北部の3倍、中部の20倍もの量である。

統計によると、
1976年から1990年まで
全国では5497人が職業病になった。
2004年にはこの人数が3倍に増加し、
2010年は3万人を超えると予測されている。


Vneconomy.net 2010年6月2日

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