通信2大企業 売上100兆VND達成を競争
ViettelとVNPTは今年、
売上100兆VND以上に達することが、期待されている。
しかし、この二大企業がすでに通信市場に浸透している中で、
どうすればそれほど売上をのばせるのだろうか?
Vnexpress.net 2010年6月18日
売上100兆VND以上に達することが、期待されている。
しかし、この二大企業がすでに通信市場に浸透している中で、
どうすればそれほど売上をのばせるのだろうか?
VNPTの報道官-Ho Quoc Viet氏によると、
100兆VNDと言う数字は、実現可能ではあるものの、
全力を注がなければ達成はできないものだという。
まず、VinaPhoneと MobiFoneの携帯電話会社の売上が
VNPT全体の70%を達することが必要であり、これが70兆VNDとなる。
残りの30%が固定電話、広帯域のインターネット、
郵政、財政サービス等の会社の負担となる。
6月中旬まで、VNPTの目標は約40%を達ており、40兆VND相当となっている。
残りの60%を達成させるには、残期間での非常な努力を必要としている。
Viet氏は「我々は2Gと3Gの携帯電話ネットワークでの
付加価値サービスを促進し、
将来大きな売上に繋がることを期待している。」と述べた。
氏はこの様に自信を持っているが、
VNPTがベトナム通信市場でのNo.1を維持できるかどうかは、まだ分からない。
現在、VNPTの主な収入源はVinaPhoneと MobiFoneであり、
上記2社のマーケットシェア率は55.41%を占めている。
2社の売上が2009年と同様61兆VNDしか達さない場合、
100兆VNDの目標を達することは、
VNPTにとって非常に困難なこととなる。
郵政、広帯域のインターネット、固定電話のサービスの売上自体も、
他企業に比べれば非常に大きなものではあるが、
携帯電話サービスに比べると規模は小さい。
また、VNPTは銀行、金融等の他分野への投資活動が消極的なほうである。
Viettelの場合、売上の60%は携帯電話サービスからである。
残りは不動産、電話販売、郵政、インターネット等から来る。
Viettel役員は、現時点で今期計画の50%を達したことから、
計画通り100兆VNDは達成できるはずだ、と述べた。
国内市場でViettelは、売上・契約者数共に業界2位に位置づけている。
ただ、現在、Viettelは不動産、銀行、財政、
データ端末装置の製造、印刷サービス等の分野にも投資している。
これらの分野の売上は全体の40%を占め、
2010年には約50%を増加すると予測されている。
また、Viettelは100兆VNDの計画が達成することを見越し、
海外への投資案件にかなりの額を投じている。
設立後、短期間でカンボジアとラオスでの携帯電話は
インフラ整備で1位、契約者数で2位に位置づけている。
2010年末までには、海外投資からの売上が
2009年から300%以上増加することが予測されている。
ただ、ViettelとVNPTが携帯電話サービスからの売上に期待をおく一方で、
この利益は、他のサービスの赤字を負担しなければならない、
という現象が起こっている。
また、国内の通信市場があらかた浸透した現在、
携帯電話サービスは高い利益を上げているものの、
今後の状況はどうなるかは分からない。
専門家の中には、残り6ヶ月中で爆発的な発展が見込めない以上、
100兆VNDの目標を達成することは難しい、とする意見も多い。
通信市場の専門家は
「この2社は売上100兆VNDだけにこだわって競争しているものの、
利益率を省みていない。
2社にとって、売上100兆VNDを達成することは、
そんなに難しいことではないだろう。
しかし、その場合、経費の計算方法が不透明になるはずだ。」と述べた。
2009年、VNPTは売上78.6兆VNDを達し、前年比30%増となった。
ただ、利益はわずか13.5兆VNDで、
国家予算にも8.1兆VND納入するに留まっている。
Viettelについても、2009年の売上は60兆VNDに達したと発表しているが、
利益は約10兆VNDに留まっている。
そのうち、売上の40%が通信サービス部門からで、
残りが他の活動からの売上となっている。
またViettelは、全子会社の経費を自社の売上として換算している。
例えば、Viettel輸出入会社が、外国から設備を輸入し、
Viettel TelecomとViettel Lao、Viettel Campuchia等の会社に売る。
Viettelの輸出額は各子会社の経費となるが、
Viettelグループの売上にも計算されるのだ。
そのため、Viettelの売上成績は余り意味が無いものといえる。
また、通信サービスからの売上40兆VND中、
40%は販促費なのだが、その40%の経費は売上に計上されている。
こうして見ると、VNPTとViettelの100兆VND競争は、
営業効果の面で、余り意味がない。
営業の本質は利益であり、これが通信分野の成長である。
利益が前年比倍増することには大きな意味がある。
売上がいくら増加しても利益率が増加しなければ、
実のない競争である。
インタビュー回答時も、ViettelとVNPTの役員は、
通信サービスの利益が徐々に減少していると話した。
3~5年前まで、携帯電話会社の利益は30~35%で変動していたが、
2009年にはこの数値が半減し、約15~17%にまで落ち込んでいるという。
100兆VNDと言う数字は、実現可能ではあるものの、
全力を注がなければ達成はできないものだという。
まず、VinaPhoneと MobiFoneの携帯電話会社の売上が
VNPT全体の70%を達することが必要であり、これが70兆VNDとなる。
残りの30%が固定電話、広帯域のインターネット、
郵政、財政サービス等の会社の負担となる。
6月中旬まで、VNPTの目標は約40%を達ており、40兆VND相当となっている。
残りの60%を達成させるには、残期間での非常な努力を必要としている。
Viet氏は「我々は2Gと3Gの携帯電話ネットワークでの
付加価値サービスを促進し、
将来大きな売上に繋がることを期待している。」と述べた。
氏はこの様に自信を持っているが、
VNPTがベトナム通信市場でのNo.1を維持できるかどうかは、まだ分からない。
現在、VNPTの主な収入源はVinaPhoneと MobiFoneであり、
上記2社のマーケットシェア率は55.41%を占めている。
2社の売上が2009年と同様61兆VNDしか達さない場合、
100兆VNDの目標を達することは、
VNPTにとって非常に困難なこととなる。
郵政、広帯域のインターネット、固定電話のサービスの売上自体も、
他企業に比べれば非常に大きなものではあるが、
携帯電話サービスに比べると規模は小さい。
また、VNPTは銀行、金融等の他分野への投資活動が消極的なほうである。
Viettelの場合、売上の60%は携帯電話サービスからである。
残りは不動産、電話販売、郵政、インターネット等から来る。
Viettel役員は、現時点で今期計画の50%を達したことから、
計画通り100兆VNDは達成できるはずだ、と述べた。
国内市場でViettelは、売上・契約者数共に業界2位に位置づけている。
ただ、現在、Viettelは不動産、銀行、財政、
データ端末装置の製造、印刷サービス等の分野にも投資している。
これらの分野の売上は全体の40%を占め、
2010年には約50%を増加すると予測されている。
また、Viettelは100兆VNDの計画が達成することを見越し、
海外への投資案件にかなりの額を投じている。
設立後、短期間でカンボジアとラオスでの携帯電話は
インフラ整備で1位、契約者数で2位に位置づけている。
2010年末までには、海外投資からの売上が
2009年から300%以上増加することが予測されている。
ただ、ViettelとVNPTが携帯電話サービスからの売上に期待をおく一方で、
この利益は、他のサービスの赤字を負担しなければならない、
という現象が起こっている。
また、国内の通信市場があらかた浸透した現在、
携帯電話サービスは高い利益を上げているものの、
今後の状況はどうなるかは分からない。
専門家の中には、残り6ヶ月中で爆発的な発展が見込めない以上、
100兆VNDの目標を達成することは難しい、とする意見も多い。
通信市場の専門家は
「この2社は売上100兆VNDだけにこだわって競争しているものの、
利益率を省みていない。
2社にとって、売上100兆VNDを達成することは、
そんなに難しいことではないだろう。
しかし、その場合、経費の計算方法が不透明になるはずだ。」と述べた。
2009年、VNPTは売上78.6兆VNDを達し、前年比30%増となった。
ただ、利益はわずか13.5兆VNDで、
国家予算にも8.1兆VND納入するに留まっている。
Viettelについても、2009年の売上は60兆VNDに達したと発表しているが、
利益は約10兆VNDに留まっている。
そのうち、売上の40%が通信サービス部門からで、
残りが他の活動からの売上となっている。
またViettelは、全子会社の経費を自社の売上として換算している。
例えば、Viettel輸出入会社が、外国から設備を輸入し、
Viettel TelecomとViettel Lao、Viettel Campuchia等の会社に売る。
Viettelの輸出額は各子会社の経費となるが、
Viettelグループの売上にも計算されるのだ。
そのため、Viettelの売上成績は余り意味が無いものといえる。
また、通信サービスからの売上40兆VND中、
40%は販促費なのだが、その40%の経費は売上に計上されている。
こうして見ると、VNPTとViettelの100兆VND競争は、
営業効果の面で、余り意味がない。
営業の本質は利益であり、これが通信分野の成長である。
利益が前年比倍増することには大きな意味がある。
売上がいくら増加しても利益率が増加しなければ、
実のない競争である。
インタビュー回答時も、ViettelとVNPTの役員は、
通信サービスの利益が徐々に減少していると話した。
3~5年前まで、携帯電話会社の利益は30~35%で変動していたが、
2009年にはこの数値が半減し、約15~17%にまで落ち込んでいるという。
Vnexpress.net 2010年6月18日