KLS 業績赤字でも預金1.7兆VND
証券市場ではKim Long証券株式会社(KLS)が、
2010年は業績赤字であったと発表しているが、
1.800兆VND近くの資金を銀行に預けていることに対して、
疑問の声が上がっている。
Vneconomy.net 2011年1月12日
2010年は業績赤字であったと発表しているが、
1.800兆VND近くの資金を銀行に預けていることに対して、
疑問の声が上がっている。
前日発表された2010年第4四半期会計報告書によると、
KLSは、第4四半期に約294億VNDの黒字を得たものの、
(会計検査前の業績)
年間で1,728.2億VNDの業績赤字であったと発表された。
KLSが赤字であったこと自体は、驚くべきことではない。
11月と12月にKLSの業績が改善された、
という噂も、報告書から事実として証明された。
ただ現在、市場の最たる関心事は、末期会計報告書の中で、
現金と現金相当の資産が1.768,95兆VNDと記載されたことである。
まず、1.768,95兆VNDの現金と資産の構造は以下の通り。
KLSの金庫と直結し、すぐに支出できるのが約99.3億VND。
証券取引のための投資家の預かり金が約1,015.5億VND、
証券取引決算用の預金高が127.2億VND、
残りの1.644,75兆VNDは、KLSの銀行の預金残高となる。
この預金残高は異常である。
財政投資方法の中では、銀行預金も一つの対策と言える。
市場が厳しい状況の場合、資金源を確保することが最重要課題となる。
個人投資家の中でも、現在のような、
高い預金金利を得るために銀行に、預金している者は多い。
期限付きで銀行に預け入れることは安全であり、
リスクもなく、インフレ上昇の中でも、
VNDの切り下げを防止することができる。
ただ、KLSの預金残高はあまりにも高額である。
他の企業と違い、KLSは財政投資機関であるため、
資金源を効果的に活用することが重要である。
投資家は、KLSの株価の変動傾向を見て、
KLSが保有する現金残高について、様々な評価を行っている。
積極的な考えとしては、
KLSが大規模資金を確保することは、
今後の投資戦略の実行に当たって有利なことである、というもの。
市場が暴落する際に、資金力のある者は優位に立てるものだからだ。
慎重な考えとしては、
資金源の活用状況を見守る、というものがある。
多額に資金を確保しているからといって、
今後大きく儲かるわけではない。
資金の保有は必須条件だが、投資活動の質が最も重要である。
特に証券会社にとっては、自己売買の効果が最も重要となる。
2010年にKLSは増資を行い、大きな余剰資金を得た。
現在の銀行預金の大半が上記資金である。
前年末と比べると、KLSの預金残高は大幅に増加した。
(2009年12月31日の時点で9,999億VND)
そのため、2010年KLSは、自己売買活動を大きく減らし、
投資品目の一部を売却した。
第4四半期の利益は、準備資金回収の結果である。
多額の資金を保有する傾向は、KLSの伝統である。
それは、市場が上昇する時、KLS株価も急上昇する原因となる。
証券会社としての活動が今後どういった結果を残すのか、
しばし、状況を見届ける必要がありそうだ。
KLSは、第4四半期に約294億VNDの黒字を得たものの、
(会計検査前の業績)
年間で1,728.2億VNDの業績赤字であったと発表された。
KLSが赤字であったこと自体は、驚くべきことではない。
11月と12月にKLSの業績が改善された、
という噂も、報告書から事実として証明された。
ただ現在、市場の最たる関心事は、末期会計報告書の中で、
現金と現金相当の資産が1.768,95兆VNDと記載されたことである。
まず、1.768,95兆VNDの現金と資産の構造は以下の通り。
KLSの金庫と直結し、すぐに支出できるのが約99.3億VND。
証券取引のための投資家の預かり金が約1,015.5億VND、
証券取引決算用の預金高が127.2億VND、
残りの1.644,75兆VNDは、KLSの銀行の預金残高となる。
この預金残高は異常である。
財政投資方法の中では、銀行預金も一つの対策と言える。
市場が厳しい状況の場合、資金源を確保することが最重要課題となる。
個人投資家の中でも、現在のような、
高い預金金利を得るために銀行に、預金している者は多い。
期限付きで銀行に預け入れることは安全であり、
リスクもなく、インフレ上昇の中でも、
VNDの切り下げを防止することができる。
ただ、KLSの預金残高はあまりにも高額である。
他の企業と違い、KLSは財政投資機関であるため、
資金源を効果的に活用することが重要である。
投資家は、KLSの株価の変動傾向を見て、
KLSが保有する現金残高について、様々な評価を行っている。
積極的な考えとしては、
KLSが大規模資金を確保することは、
今後の投資戦略の実行に当たって有利なことである、というもの。
市場が暴落する際に、資金力のある者は優位に立てるものだからだ。
慎重な考えとしては、
資金源の活用状況を見守る、というものがある。
多額に資金を確保しているからといって、
今後大きく儲かるわけではない。
資金の保有は必須条件だが、投資活動の質が最も重要である。
特に証券会社にとっては、自己売買の効果が最も重要となる。
2010年にKLSは増資を行い、大きな余剰資金を得た。
現在の銀行預金の大半が上記資金である。
前年末と比べると、KLSの預金残高は大幅に増加した。
(2009年12月31日の時点で9,999億VND)
そのため、2010年KLSは、自己売買活動を大きく減らし、
投資品目の一部を売却した。
第4四半期の利益は、準備資金回収の結果である。
多額の資金を保有する傾向は、KLSの伝統である。
それは、市場が上昇する時、KLS株価も急上昇する原因となる。
証券会社としての活動が今後どういった結果を残すのか、
しばし、状況を見届ける必要がありそうだ。
Vneconomy.net 2011年1月12日