ブルーチップ ベトナム投資ニュース

Pham Ngoc Minh－Vietnam Airlines社長は、
今回の動きについて、
「市場が回復傾向にあるため」と述べている。

Minh氏によると、Vietnam Airlinesは、
IPOのタイミングを測っているところであるという。
アジア地域でのVietnam Airlinesライバルである
インドネシアのIndonesia Garuda国家航空会社、
Singapore Airlines、
Thai Airways International等のIPOに対する反応も、
見極めなければならない。

Minh氏は「我々は GarudaのIPOを参考したい」とも述べた。

現在、Vietnam Airlinesは売却比率については、
まだ政府と調整中であるが、
外国のIPOコンサルティング会社を検討している。

2008年に、ベトナム政府は、
Vietnam Airlinesの一部のIPO計画を既に認可していたが、
国際金融危機の発生と、ベトナム証券市場暴落の影響により
延期されていた。

昨今、ベトナムでの航空運搬に対するニーズは高まりつつあり、
ベトナム証券市場も回復しつつあるが、
今後、行われる予定のIPOには、さまざまな課題が山積している。
例えば、マクロ経済の不安定、投資家心理の関心の低下などだ。
特に、Vinashin事件の後であるだけに市場の見方は慎重だ。

Minh氏によると、
Vietnam Airlinesの借り入れ条件は難しくなっているものの、
まだ航空機調達資金を確保することはできるという。

2010年、Vietnam Airlinesは、
売上　47％増、36.3兆VNDに達し、
税引前利益は2倍増の、3,500億VNDとなった。