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2011年07月08日

ガソリン・オイル販売会社 外国投資家による投資は闇


ガソリン・オイル販売会社の多くは、近い将来民営化される予定である。
この分野への投資を考える外国投資家は多いが、投資の機会は皆無だ。


ベトナム石油グループの子会社であるPetecは、民営化まで秒読みの段階である。
また、Petrolimex Vietnamも、今年の7月末にIPO予定である。
この2社は、ベトナムのガソリン・オイル販売分野における大手である。
民営化は、ベトナムの民間企業にガソリン・オイルの輸入・販売分野への
参加チャンスを与えることになるため、
多くの外国投資家がこの分野への参加を希望している。

これを裏付ける現象として、Petecは民営化の準備段階で
多くの外国投資家から出資の要望を受けた。
Petecは外国投資家に機会を与えることについて政府への提案を行った。
外国投資家がPetecのような会社に投資ができるようになるということは、
ベトナムでガソリンやオイルの輸入販売活動に参加できることと同様の意味がある。

しかし、Petecが政府から受けた回答は、
外国投資家によるPetecへの投資を認可しないというものだった。
外国投資家がガソリンやオイルの販売分野に参加することは
出来ないという理由による。

現時点ではPetrolimexが民営化計画を完成させ、IPOを待っている状態である。
しかし、Petrolimexの支配人によれば、民営化計画ではPetrolimexにおける
国有資金がそのまま確保され、
増資のため資本金の5.1%相当の株式を発行するのみとなる。
民営化後は、Petrolimexの国有率は94.99%になる。

追加発行された株式の内訳は、
2.45%が職員、
2.56%がIPO発行予定であり、
最初の発行株価は1万5,000VNDの予定。

ハノイ証券取引所からの通達では、
Petrolimexの投資家は、ベトナム経済機関とベトナム国民であり、
外国投資家は対象外となっている。

商工省の専門家は、このやり方が驚くほどのことではなく、
規定にも違反していないと述べている。

ガソリンとオイルの販売分野は、WTO加盟制約の中でも、
外国投資家にオープン化されない希少な分野の一つである。
過去に、ガソリン精製工場への投資と製品・販売計画を提案した
大手外国企業があったが、ベトナム政府に認可されなかったために
退いている事例もある。



Vietnamnet.com  2011年7月8日

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