ブルーチップ ベトナム投資ニュース

MJ Groupは、投資契約締結とともに、
diadiem.com （地図案内）、
nhommua.com （格安販売）、
two.vn （携帯電話のサービス）、
Two Media（デジタルサービス）の4社を合併した。
Tom Tran-MJ Group代表取締役によると、
今回の提携により、MJ Groupは財政力を強化し、
活動規模を拡大させることができる、と語った。
直近の目標は、2012年までに、
従業員を1,000人に増やし、インフラ整備を行い、
接続ネットワークを拡大するために、新しいサービスを提供する。
これらの投資ファンドは、
MJ Groupの発展によって今後、
投資規模を拡大することも可能である。

新規投資家が参入

投資する3社のうち、IDG Venturesは、
ベンチャーキャピタルとして知られており、
2003年からベトナムに参入してきた。
現在、ベトナムで技術サービス系企業45社を所有している。
残り2社は、国内では余り知られていない。
3社が大規模資金を一社の通信販売会社に投資することを発表したのは、
今回が初めてである。
通常、1件の投資案件への投資金額は、
200万～500万USDで抑えられている。

Leonid Boguslavsky－ru-Net専務社長によると、
MJGroupへの投資は、ru-Netにとって、
ベトナムでの初の投資案件となる、という。
「我々は今後も、ベトナムの通信販売や、
エンターテイメント分野に投資する計画がある。」と語っている。
ru-Netは、ロシアの最大検索ページYandexで
世界的成功を収めた会社である。
Yandexは今年半ばNasdaqで最大IPO総額のdotcom会社となった。

今回の投資案件が実行される前にも、
ドイツのRebate Networksなどが、
国内最大手電信販売ネットのnhommua.comに投資を行っている。
Rebate Networksは、世界30カ国で
通信販売会社に投資するファンドである。

Michael Brehm-Rebate Networks専務社長は、
ベトナム市場を良く知っているIDGを通じて、
ベトナム市場に参入していきたい、と述べた。

将来性に大いに期待

今回の投資で、MJ Groupが市場NO.1になるかどうかは分からない。
しかし、複数のサービスを提供できる
ネットワークを作りたい、という意向は表れている。
また、多くの投資ファンドがベトナム通信販売市場に注目することは、
市場の発展を大きく促進させることにもつながる。

また、市場規模は5～7年前に比べ飛躍的に拡大しており、
投資家の期待は実現しやすくなっている。

現在、多くのベトナムサイトが、
世界のTOP100サイトの中に入るようになり、
電子清算システムの開発も進んでいる。