インフレ 日々の生活で見られること
連日騒がれているベトナムのインフレだが
日々の生活のでも、これを感じることは多々ある。
まず、家の近くの麺屋は2000ドンの料金アップ。
2000ドンは大体14円程度だが、
市場であれば、人参が2,3本買える値段だ。
ベトナム製のタバコも、2000ドンアップだという。
スーパーの総菜も値上がっているようで、
もともと印刷された値札は消され、
2000ドンアップの値段が手書きされていた。
先日、手持ちのベトナムドンが減ってきたので、ドルからドンへ両替した。
念のため、貴金属店に出掛けたのだが、これは正解だった。
帰り道、銀行を覗いてみると、
ドルのレート部分だけ、表示が消えていた。
この日も、銀行はドルの受付をしていなかったようだ。
ちなみにこの日、数件の貴金属店のレートを調べ回ってみたのだが、
1ドル16300〜16800ドンだった。
ハノイ中心部の地価は、一平米当たり40万円とも言われ、非常に高い。
しかし、そんな情報が信じられない位、
建設中の住宅やビルは、至る所に見られる。
後のハノイ市拡大実施に向け、この建設ラッシュは更に加熱しそうだ。
(作業自体はゆっくりだが…。)
また、近所のベトナム人住宅街はここ最近、新築中の家が急に増えた。
1キロ程の道のりを数えて歩いてみたのだが、5棟もあった。
そんな中、外国人が多く住む住宅の家賃も、跳ね上がっている。
あまりの値上がりに、引っ越しを考える人もいるようだ。
それからもう1つ。
街を走る車の台数が、明らかに増えている。
例えば、ドイツ車や日本車の中でも、
高級車と言われる部類の車が増えているのだ。
まさに、成長期の真っただ中を感じている。
そんな中、需要や供給に対する様々なバランスが崩れているのも、
この時期に現れる特徴だろう。
潤う経済に対する様々な問題を、ベトナムはどう切り抜けていくのだろう。
株式会社ブルーチップ・コンサルティング 渡辺
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