ブルーチップ ベトナム投資ニュース

1)工場やレストランといった比較的小さな組織

　家族や親戚、規模が大きくなると、同郷の人間を使うことで、
　人材流失や秘密保持を行っているようである。
　また、年功序列での組織が成り立つ人口構成や、
　海外留学組みが技術や知識の独占者であるため、
　命令系統も単純であるが、工場制手工業の域を脱するものではない。

2)政府機関や金融機関
　組織は各人に業務を振り分け、
　それ以外の人はその業務に携わらない。
　その個人が休暇を取れば業務は止まる。
　政府系組織は、組織変更や体系を大幅に変更しないため、
　各人が何をやっているのかや、評価基準は不明確であり、
　その不明確さは人材流失を招く。

身近に例を持たぬベトナムの実情を考えるに、
ベトナムで新規に組織を立ち上げることは、意外と難しい。

日本国内企業では、若い人材が不足してゆく中で、
株主を意識した経営だけではなく、
良い会社とは何か。
企業は働きやすい職場の提供や、
その会社で働くメリットを求められその仕組みづくりに
躍起になってきている現状がある。

執行役員クラスのマネージャーが、組織や業務を明確に体系化させる。
評価基準を明確化し、良い人材が長く働いてくれる素養を作る。
そしてマネージャークラスの人材がそれを現状に即し、普及させてゆく。

そこでベトナム。
独立心旺盛な国民性を考慮し実態に即した、魅力的な職場・会社にするために
以下のようなものはどうでしょう？
　・自己研鑽ツール（教育）
　・独立後の支援プログラムの用意
”金の卵”の定期的な入社（安定供給定）や、
元スタッフが、有益な外注先や外部スタッフになりえる業種もあるだろう。

採用に始まり、教育、給与体系、組織、管理等々。
良い人材に業務を遂行してもらい、定着してもらうことは、
国は違えど、考え方の根底は全く同じようである。

当社も講釈だけではなく、実践してゆかねば！
（当社スタッフの）皆さんいかがでしょう（笑）