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2008年11月24日

勤労感謝ならぬ、教師感謝の日


ベトナムで11月20日は「教師の日」である。
革命家、ホーチミン氏は、教職とは、
あらゆる職業の中で、最も尊ばれるべきものだ、と語っている。
教師の社会貢献を称えるため、ベトナムでは毎年11月20日を
「教師の日」としているのだ。
当日は、すべての教師に感謝の意を表すためとして、
各所で祭りが催される。

在学生
全校休講となり、歌や踊りなどの演芸が催される。
スポーツ試合が行われることもあり、
教師にまつわる特集記事の作成などもされる。
他にも、教師、学生間の交歓会なども開かれる。

卒業生
恩師を訪問し、現在の自分の状況や、これまでの実績を報告する。

父兄
在学生の両親も教師を訪問する。
子供たちの問題を相談する機会にもなっている。

この時期は、幼稚園から大学まであらゆる学び舎が
お祭りの賑やかな雰囲気に包まれる。

2歳の子供がいる同僚も、先生へのプレゼントにかなり力を入れていた。
しかも、今年だけでなく去年の担任も訪問していた。
自分の子供の世話を良くしてもらったから、というだけで、である。

しかしベトナムの「教師の日」は11月20日だけではない。
旧正月の「テト」期間3日にも
それぞれ一日ずつ、誰に敬意を払う日か、
という意味がこめられている。
一日は両親の日、一日はいとこの日、
そして一日は恩師の日である。
これだけ教師に感謝する日があるベトナムは、
教育を大切にする国、と言えるのではないか。
(クイン)


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