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2009年05月07日

ベトナム 多忙な親への提言


ベトナムの多忙な親たちにとって
お手伝いさんや家庭教師は心強い助っ人。
しかし助っ人をお願いするにも、
任せきりはいけない。

①子供の躾け
  お手伝いさんは親ほど厳しく躾けない。
  善悪の判断がつかない子供は、悪いことに染まりやすい。
  子供が公安に捕まり、親がショックを受ける。
  子供の教育を任せきりにしてはいけない。

②家庭教師の時間の管理
  一日2時間。
  何も達成せずに、時間になることも。
  授業の内容を確認、注意する必要がある。

③家庭教師の態度
  子供の教育は高得点だけが目的ではない。
  勉強しようとする自覚養成が最も大事。
  家庭教師の意欲や態度は、子供に影響する
  家庭教師の態度に注意が必要。

④進歩把握
  家庭教師に任せきりでは、子供の学力を把握できない。
  大きくなればなるほど修正が効きにくいので
  親はどんなに忙しくても時々
  子供の学力を確認する必要がある。

⑤家庭教師の責任感
  家庭教師をやる動機は2つ、お金と社会経験。
  お金だけが目的であれば、責任感は低い。
  子供時代は人格形成において最も大切な時期。
  任せきり、が後悔の元となる可能性も。
  子供の躾は親、勉強は兄弟や親戚で手分けして行う。
  あるいは、他人の力を借りる場合も定期的に確認する。

現在、私は姉の子供の家庭教師をしている。
前はハノイ国家大学の学生が教えていたが、
3ヶ月立っても、効果が見られなかった。
学校からは「勉強に全然集中力が無くて、宿題をやらなかった」
と連絡がある始末。
その家庭教師は、教えながらボーイフレンドに
連絡をしていたことが判明。辞めてもらった。

私は毎日仕事が終わって、姉の家へ行って教えている。
姉妹の子供を教える以上、責任がある。
大変だが、姉の子供の成長が見える。

親戚に頼めない事情があるなら、
親は自分の仕事を調整して子供の面倒を見て欲しい。
子供たちを一番大事な物として扱って欲しい。

大人、子供、関係なく、“怖くない人”の言うことは聞かないベトナム人。
“親より怖い人”はいないので、直接子供の面倒を見るのが一番良い。

(ホン)

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