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2009年08月01日

午後三時@恵比寿 ハノイの「のどか」を思う


午後3時@恵比寿
恵比寿駅西口ベンチで仕事の待ち合わせ。
行きかう人の多さに大都市東京を感じつつ、
遅刻癖が直らない先方を待つ間、しばしの人間観察。

 足早なビジネスマン
 スーツ姿の男性が圧倒的に多く、”平日の午後”を感じる。
 地下鉄-JRの乗り換えは7割がた彼ら。
 炎天下汗一玉ないのは、電車の冷房の恩恵か。

 クリエイター系多し
 ラフというかオシャレというか、カジュアルな格好の人が多い。
 仕事着???なのに仕事をしている人ということがわかるのは
 着こなし・動き90%、土地柄10%。

 なぜ恵比寿?外国人旅行者
 旅行者だと一目瞭然の外国人。
 ほかの土地で見かけるより、こぎれい。(たまたまだったのか・・・)
 しかし渋谷や新宿ならともかく、恵比寿に何をしにきたのでしょう。

 オシャレ女子
 東京の女子は総じておしゃれ。
 ”JJ系””nonno系”と区分できるのが特徴。
 隣駅では大方が同系統となるが、恵比寿はバリエーション豊か。

行きかう人々をながめながら、私の小さな驚きは
みんな何をしている人なのか、おおよその想像がつくことであった。


午後3時@ベトナム、首都ハノイ
通りに行き交うバイク、
貨物を載せている場合は仕事とわかるが、
大半は何をしている人たちなのかよくわからない。

木陰に集まる中年男性はベトナム式将棋(?)に興じ、
簡易カフェでお茶する若者はのんびり。
仕事や学校はいいのだろうか???

ハノイでは装い・外見大差なく、どこかに向かうでもなく
座り込んでいる人々も多い。

職業、不明。


ハノイの時間
戦時中に生まれた父にこの話をしたところ、
父はハノイを”のどか”と表現した。

戦後の日本も、ビジネススーツを着ている人こそ珍しく
誰も似たような格好でいたらしい。
時間の流れはゆったりとし、しかし活気があったと。

所得が上がり、発展が進むと、
人々は足早に行きかい、”かっこいい”洋服に身を包み、
流行を追いかけ、常に”次の目的”のために行動するのであろうか。

著しい経済成長に、ハノイの「のどか」もいつか過去となる。

寂しく思いつつ、日々変化するその姿を見ていきたいと思う。

(福田)

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