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2008年06月30日

【週間分析レポート】


1)市場全体

1.市場回復原動力は投資家心理とマクロ経済動向
 現在、市場を引上げる主な原動力は投資家の心理改善及びマクロ経済の積極的な傾向である。
 悪材料ばかりあった長い間を経った後、6月のインフレ、経済成長及びFDIに関する幾つかの情報は
 投資家の心理へかなり大きな影響を与えている。

2.為替
 先日外貨準備高が公開後、自由市場でのドル・ドンレートはかなり大きく下がった。
 6月27日より国家中央銀行も為替レートの変動幅を1%から2%へ引上げた。
 6月のCPI上昇率は先月と比べ下がり、貿易赤字も減少したため、ドル需要減。
 現在、ドル投機家はかなり多くのドルを売っているのでドルの供給が増加している。
 全般的にドル・ドンレートは管理当局が欲しい方向に従い動いている。

3.資金トレンドの変化
 それに加えて、金市場、不動産市場及びコモディティー市場から証券市場へ流れている流入資本があるようだ。
 これらの投資チャンネルは引締められた後、証券投資チャンネルは収益率がより高く、リスクがより低いと思われている。
 もう1つの注意すべきことは、空売りをする人は一時的に逃げているということである。
 よって、市場をリードする大手銘柄のテクニカル的な売り注文はかなり減った。

4.経済指標によっては、空売り再燃か?
 しかし、マクロ経済が悪い傾向に従い動けば、彼らは市場へ戻る可能性がある。
 現在、好材料と悪材料との間の差はそんなに大きくないため、市場は歯車の形で400ポイントに上昇する可能である。
 株価変動幅は拡大されたため、上昇する間に、利益を現実化させることは起きるだろう。

5.企業業績にも注目
 また、上場企業の第2四半期の業績についての心配がまだあるので、
 上昇傾向は一時的のみである可能性もある。

6.世界的な動向も注視されたし
 一方、世界の状況は積極でない。先週末に原油価格は140ドル台に上昇した。
 それに伴い、金価格は920ドル台を上回っている。世界の証券市場も下落している。
 先週末の営業日、アジア地域ではベトナムは上昇した唯一の証券市場である。


2)ホーチミン証取

先週、VNインデックスは5営業日続伸した。6月27日営業日の終り、
VNインデックスは392.61ポイントに達し前週比26.59ポイント(7.26%)上げた。
先週の市場取引の総売買高は4,683万3,820株に達し前週比14.01%減った。
総売買代金は1兆2,470億ドンに達し前週比28.29%減った。

※ テクニカル分析

Ho28-6.jpg

● VNインデックスはボリンジャー・バンドの真中線を上回っている。
市場の回復傾向が見られている。

● MACDはまだシグナル線の上に-19.5へ小幅上昇した。
MACDはゼロへ向かっていることは市場の上昇継続可能を表している。
しかし、これはあくまでも早すぎる兆しである。
その他、5営業日移動平均線と20営業日移動平均線との間の間隔が縮めているので、
市場の回復可能についての楽観的な兆しがあると言える。

● RSI(14)は41まで上がったので、市場は均等レベルに推移している。
MFI(14)は74.1まで大きく上昇したことは、
新しい流入資本が市場へ流れ先週の回復を起こしたことを指した。

● アルーンダウンは70まで下がったので、市場引下げ力は弱くなっている。
一方、アルーンアップは長い間ゼロで止まった後、ピークへ早く上昇した。
市場引上げ力は本当に出ている。

● DI+とDI-との間の間隔も縮めている。ADXは60まで下がったが、
続落する可能性がある。
よって、現在の下落傾向は続けて弱くなると言える。

※ アドバイス

短期、中期と長期の影響を評価した後、
やっと1ヶ月以上の短期上昇のための必要な条件が揃っているという結論を出せる。
VNインデックスは今週頭に続伸すれば、上昇傾向は週末まで継続する可能性がある。
そうなれば、400ポイントは突破されるだろう。

しかし、上場企業は第2四半期の財務諸表の作成を近々と完了させるので、
400ポイント以上のレベルを予測するのは早すぎるだろう。


3)ハノイ証取

先週、HASTCインデックスは上昇した3営業日と下落した2営業日があった。
6月27日営業日の終り、HASTCインデックスは112.68ポイントに達し
前週比2.28ポイント(2.07%)上がった。
市場取引の総売買高は2,899万8,200株に達し前週比90.26%増えた。
総売買代金は6,117億2,000万ドンに達し前週比77.68%増えた。


※ テクニカル分析

Ha28-6.jpg

● HASTCインデックスはボリンジャー・バンドの真中線に当っており、
上回る傾向があるので、市場が再び回復できると言える。
また、ボリンジャー・バンドは縮めていることは、
今後市場は急変する可能性があることを表している。

● MACDはシグナル線を下から上へクロスした後、-6.1へ上がった。
市場が回復するという積極的な兆しがある。

● RSIは33.8まで上がった。MFIは39.6で止まっており、
市場への流入資本がまだ弱いということを指した。

● アルーンダウンは21まで大きく下がったので、市場引下げ力は優位性がなくなった。
アルーンアップは85まで上がった後、57へ戻った。
ということは、引上げ力は新しい傾向を形成させるための強さがまだ足りない。

● DI+とDI-は集中する兆しがはっきりと出ている。
しかし、DI-は41まで大きく下がった。DI+は22を巡り動いているが、
下落する傾向もある。ADXは55まで下がったので、
下落傾向は優位性がなくなったと言える。


※ アドバイス

市場は短期に回復する傾向がある。
VNインデックスの上昇はハノイ証取を引上げる力になるだろう。

しかし、もしVNインデックスは回復できなかったら、
投資家は流動性の低いハノイ証取で長期投資するほうが良い可否か?
決定する時、慎重に考慮すべきである。


出典:http://www.tinnhanhchungkhoan.vn/tintuc.php?nid=12523


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