【週間分析レポート】
1) 市場全体
金利・為替レートの動向
政府の金融引締め政策は金融市場と外貨市場へ安定を齎している。
ここ数週間、金利と為替レートはこの前のようにホットな問題ではなく、
証券市場へ即影響を与えないようだ。
債券市場の動向
ここ数日、債券の割引率は数ヶ月前の23%/年から16~16.5%/年へ
下がった。これは債券市場に対する楽観的な兆しだと言える。
回復する兆候がある債券市場は投資家の関心を惹き付け始まっている。
株式市場から債券市場へ流入する可能性もある。
物価状況
鉄鋼原料、セメント等の切要な品目の価格はかなり下がっている。
(特に鉄鋼原料の価格は1,000ドル/トン以下に下がった)。
ホーチミン市で消費者の需要が縮小しているので、多くの品目の
価格が下がる傾向である。これらは、8月のCPIがそんなに高くない
ということを表す良い兆候である。
国家中央銀行の新規定
8月7日、国家中央銀行は、商業株式銀行は国家中央銀行の許可が要らず、
金庫株を買えることを許可する文書(7138号)を発行した。
ということは、商業株式銀行は金庫株購入でより主動になる。
2) ホーチミン証取
先週、VNインデックスは上昇3営業日と下落2営業日があった。
前週末と比べ、VNインデックスは2.83ポイント(0.63%)下がった。
先週の総売買高は7,040万3,440株に達し前週比6.74%減。
総売買代金は2兆4,560億ドンに達し前週比6.14%増。
※ コメント
市場へ大きな影響を与えれる情報を待っている間、
需給バランスがかなり均等であり、VNインデックスは小幅レベル
(430~450ポイント)で動くだろう。よって、この時点で投資家は
業績が好調、財務状況が良い企業の株に集中するほうが良いだろう。
3) ハノイ証取
先週、HASTCインデックスは上昇2営業日と下落3営業日があった。
前週末と比べ、HASTCインデックスは5.13ポイント(3.65%)下がった。
先週の市場取引の総売買高は3,427万1,200株に達し前週比10.92%減。
総売買代金は1兆824億1,000万ドンに達し前週比14.01%減。
※ コメント
ACB、VSP、PVS等の時価総額上位銘柄は続伸するので、
HASTCインデックスは上昇する傾向だろう。
(終)
出典:BCC編集