【投資】海外進出を促進する
現時点までベトナムへ流入したFDIは1,300億ドルに達したが、
ベトナムの海外進出総額はまだ小さく、僅か25億ドルのみである。
しかし、2007年のGDP(700億ドル以上)を見れば、
この数字はベトナム企業の海外進出活動においての努力を表しただろう。
ベトラオス電力投資会社(VLPC)の代表者は、”ラオスで事業を展開する際、
コンサルタント会社や建設会社等を選定するため、入札を行うことは
ベトナムの法律若しくはラオスの法律に準ずるか?“という質問を出した。
これは海外進出企業が会っている多くの問題の1つのみである。
これらの問題によって、ベトナムの海外進出は潜在にまだ相応しくない。
① 2年は17年よりも
計画投資省の副大臣であるカオ・ベト・シン氏は、海外進出は経済へ
貢献するのみでなく、企業の競争能力を高め市場を拡大することにも
役に立つと言った。しかし、現在、海外進出事業はアジア地域の
数国しかに集中していない。また法的枠組みがまだ不備、行政手続が
まだ複雑なので海外進出はプロ的に行われない。
計画投資省のデータによると、現在までベトナムはまだ有効である
海外進出事業317案あり、総資本が25億ドルであるという。
このうち、実際に投入された資本は10億ドルに達し、総資本の40%
を占めている。1事業案当たりの平均資本は約780万ドルである。
ベトナムの海外進出事業は主に工業と建設に集中している。
実際には、海外進出活動は政府はベトナム企業の海外進出を
定まる規定78号を発行した後の2年で促進されたばかりである。
この規定によって、企業の実際活動に適合する規定が追加され、
行政手続が簡単化になり、ベトナムの海外進出は大きく増加した。
たった2年で、海外進出企業153案(総資本16億ドル)が登録された。
この数字は、これまで登録された事業案数の48.3%と総資本の64%に
相当で、またその前の17年間の海外進出の総資本の1.78倍である。
しかし、計画投資省の海外進出局の副局長であるブイ・コック・チュン氏は、
現在、海外進出を制限させる幾つかの問題がまだ存在していると言った。
現在、ベトナム企業の海外進出を支援・奨励する政策・制度がまだない。
その他、一部の地方の投資政策についての情報不足は、ベトナム企業の
海外進出を促進する活動に困難を与えている。
海外駐在の外務代表機関・商務代表機関と海外進出企業との間の関係は
まだ浅いので、紛争事件が起きる場合、政府の支援を最大限に活用する
ことができない。また、一部の海外進出事業の審査・許可書発行は
法定より遅くて事業展開の進み度合いへ影響を及ぼした。
② 新規定が発行されるか?
現在、政府は”ベトナム企業の海外進出を支援・促進する”という提案を
承認する決定の草案を作成している最中である。この草案によると、
政府の支援は海外進出企業を石油、石炭、発電、金属原料開拓等の
重点的な分野において奨励することに集中するという。
計画投資省は明らかで簡単な実現制度を完成させ、管理当局は
海外進出企業を法律で定まらない内容・資料を説明・追加させてはいけない。
特に、財務省は間接投資による海外進出についての法的枠組みを
整備し、海外進出活動の株式購入、他の間接投資とM&Aについての
具体的な規定を発行する。同時、財務省はベトナムの海外進出支援基金の
設立案を検討する。
多くの経済専門家の評価によると、これらの規定が発行される際、
海外進出活動は大きく発展するということである。
(終)
出典:雑誌「証券投資」