【証券】OTC株の紹介:ビンチャン投資建設株式会社(BCCI)
業務内容
ビンチャン投資建設(BCCI)はビンチャン投資建設会社の株式会社化から
設立された。現在、BCCIの定款資本は5,420億ドンである。
不動産経営という主要分野の他、BCCIは民間工事建設、工業工事建設、
交通工事建設、水利工事建設、電圧35KV以下の電気システム据付、
土地開拓、環境技術サービス提供等の分野でも活動している。
同社の戦略的パートナーはビナキャピタル、ドラゴンキャピタルと
シンガポールのTemasekグループである。
業績
2007年、BCCIの売上高は2,337億4,000万ドン、税引後利益は
1,141億ドンに達した。同年の配当は12%(額面比)であった。
2008年、BCCIは売上高は6,626億ドン、税引後利益は1,457億ドン
に達し、配当は15%(額面比)という計画を出している。
事業案
BCCIが展開している幾つかの重点的な事業は第1タンタオ・アパート
(投資総額1,635億ドン、土地面積1万2,621平米、
建設床総面積5万7,868平米)、プラザ高層ビル(投資総額3,160億ドン、
土地面積7,990平米)等である。その他、BCCIは第4フォンフー住宅区、
レー・ミン・スァン工業団地拡大等の事業も引き続き展開している。
一方、同社は国内外の企業と協力する合弁会社数社へ出資した。
例えば、フランスのカジノグループと協力しビッグCスーパーマーケット
を建設する事業(BCCIは479万5,000ドル出資、出資率20%)、
シンガポールの4社と協力するシンベト新都市建設事業(面積300ha、
資本5,000万ドル、BCCIの出資率36%)等である。
予測によれば、2008年末まで原材料の価格は大幅上昇する
(セメントは30~50%、鉄は約30%上がる)ということである。
よって、BCCIは顧客との交渉で、建設単価を引上げることを
考えている。
株価
現在、OTC市場でBCCI株は2万6,000ドン~2万8,000ドンの株価で
取引されている。
(終)
出典:雑誌「証券投資」