【週間分析レポート】
1) 市場全体
証券市場への流入資本
8月の銀行預金は先月と比べ減少した。また、金市場と不動産市場は
まだ不況なので、資本は証券市場へ流入していると言える。
一方、一部の銀行は証券担保貸付業務を再開している。
投資家の心理
2008年6月20日のボトムからVNインデックスは約50%上がった。
よって、多くの投資家は株を売って利益を獲得するという考えを
持っているようである。
供給は大きい
STBとHPGは新株を上場させる他、多くの新銘柄(VCG等)は
上場するので、供給が増加している。
この供給を吸収するため、追加資本が要るだろう。
海外投資家の動態
先週の3営業日で、海外投資家は約450万株を買い、
約900万株を売った。彼らの売却代金も購入代金の倍である。
大きな買いに入れられた銘柄はHPG、FPT、DPR、SSI、SGT等である。
逆に多く売却されたのはREE、VIP、FBT、KHP、SAM、TAC等である。
2) ホーチミン証取
先週、VNインデックスは3営業日しかなかった。
前週末と比べ、VNインデックスは7.56ポイント(1.4%)小幅上がった。
※ テクニカル分析:VNインデックスの強固な支持レベルは532ポイント
(フィボナッチ23.6%)。エリオット理論によれば、VNインデックスは波4に
入っている。この波4の底値は538ポイントに止まる可能性が高い。
波4の後は上昇する波5である。
3) ハノイ証取
前週末と比べ、HASTCインデックスは3.29ポイント(1.71%)下がった。
1営業日平均売買高はまだ高水準で維持し、約1,290万株である。
4) コメント
この間に大幅上昇したブルーチップ銘柄は今週に調整局面に入り、
インデックスの上昇傾向を抑えるだろう。流動性は高水準で継続する。
インデックスは小幅で動くだろう。
投資家は、中小銘柄及び第3四半期の業績が好調と期待される銘柄に
集中する戦略によってポートフォリオを再構成する方が良いだろう。
(終)
出典 : BCC編集