【週間分析レポート】
1) 市場全体
銀行システム
商業銀行の貸付金利は続けて下がっている。
(ベトナムドンの貸付金利は0.2%~1%/年、米ドルの貸付金利は
0.5%~1.3%/年下がった)。
9月17日は、20兆3,000億ドンの短期国債の満期日である。
金供給は増加すると期待されている。
為替レート
市場で外貨供給が増加している傾向であるため、
先週より国家中央銀行は外貨の購入を始めている。
現在、ドル・ドンレートは16,500レベルを巡って安定している。
ガソリン.オイル代
財務省はガソリン・オイル代をキープして、その代わりに
ガソリン.オイル輸入には課税する(税率5%)事を決定した。
しかし、世界の原油価格は100ドル台へ下がれば、
財務省はガソリン・オイルの値下がりを検討すると発表した。
海外投資家の動態
9月8日~10日、海外投資家は売り越しを継続したが、
VNインデックスが500ポイントを突破した11日より
買越しに変わっているようである。
2) ホーチミン証取
先週、VNインデックスは5営業日続落した。
前週末と比べ、VNインデックスは70.66ポイント(12.93%)下がった。
市場取引の総売買高は1億2,373万3,340株に達し前週比83.6%増。
総売買代金は4兆3,260億ドンに達し前週比55.44%増。
3) ハノイ証取
先週、HASTCインデックスも5営業日続落した。
前週末と比べ、HASTCインデックスは28.52ポイント(15.08%)下がった。
市場取引の総売買高は6,297万8,500株に達し前週比71.26%増。
総売買代金は2兆4,862億3,000万ドンに達し前週比37.32%増。
4) コメント
今回の調整局面は7月18日~25日までの調整局面に
ほぼ似ているだろう。
インフレ、金利、為替レート等のマクロ要素は積極に動いていることは、
市場を支えると期待されている。
投資家は金利切り下げ、ガソリン.オイル値下がり、9月のCPI等の
情報を待っている。
短期にVNインデックスは500ポイントレベルを巡って変動するだろう。
(終)
出典 : BCC編集