債券市場 整備 不十分
ベトナム債券市場の整備はまだ不十分であり、
新規機関投資家が積極的参加が難しいのが現状。
ハノイ証券取引センターの情報によると、
2008年12月中旬から債券専用取引システムが
正式に活動開始、現在HASTCがソフト提供業者と
ソフトの整備を完了、テスト中。
この新システムはオンライン取引もでき、
投資家に有利なものに。
債券の取引は10月より積極的に行われ、
各回取引額が平均5000億ドン。
特に、外国投資家は大量に債券売却するが、
ベトナムの金融機関の購入が増加している。
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金融市場は様々な困難問題を抱き、
ベトナム国内及び外国のマクロ経済の変動が
予想不可の背景では債券への投資に関心が集まっている。
ただ、ベトナム債券市場の不備がめだち、
新規機関投資家が積極的に参加していない。
10月15日FPTS主催の「ベトナム債券市場におけるチャンスと挑戦」
セミナーでベトナム債券市場取引額はアジア地域で最高額との評価。
具体的に、2007年の取引額は98.11%増加、東アジアの各国の平均比21.1%高。
その中、企業の債券市場は2006年に306%成長、2007年に251%成長。
9月取引量は13.70億単位、2007年比21%増。
画期的成長のベトナム債券市場はプロの金融機関からは
未発展市場との評価。
債券市場の規模はGDPの13.72%しか占めず、
東南アジア新発展国の平均率(63.13%)よりかなり低い。
現在の流行債券価値は低く、
2007年流行価値は98億ドル(160兆ドンと相当)。
その中、国債価値は約82.8億ドル、
タイの6%及びインドネシアの11%のみ。
企業の債券はベトナム債券市場の中心のものであり、
15.1億ドルを達し、市場全体の15%。
この割合も東アジアの新発展国の平均率(27.5%)より低い。
特に、企業の債券の流動性が低い。
債券市場ではEVN、BIDVの債券しか取引されず。
それに、上場企業債券数もわずか。
現在、EVN, BIDV, PVFC, VCBの4社の債券上場のみ。
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Pham Phuong Lan-BIDV資金運営金銭部長によると、ベトナム債券市場の弱点は多く、決算期間も異なり、金利の非基準化、最高金利の体制が市場の金利を反映せず、国債の入札結果に影響を与えた。例えば、3月から今まで30回の国債入札が失敗した。
その他、もう一つの弱点は
債券のプロ投資家の不在、
入札の成員及び発行保証成員(入札成員が68者、発行保証成員が46者)
の過剰であること。
現在、債券市場参加者は主に銀行で、投資活動をしている。
各銀行の債券の所有率は50%以上、
主に5年以上の期限。
保険分野では4~5社が10年~15年期限の債券を購入。
残りはファンド管理会社、証券会社であるが、
これらの機関が積極的に参加せず、購入債券が短期期限のもの。
よって、ベトナムでは債券市場支持者が不在である。
投資家の構造がまだ多様的でなく、投資家が積極的に参加していない。
この近日の債券市場の状況について、
Bui Thanh Trung- Standard Chartered Bank販売開発社長によると、
アメリカの金融危機を見て外国投資家は債券を売却し、
ベトナム財政機関が債券を購入している。
このベトナム財政機関の動きは理解できる。
この近日に銀行システム内の金利が14%になり、
国家銀行の資金再供給金利と同様に。
したがって、多くの銀行は資金を余し、
悪い社債を恐れ企業に貸し渋りする。
この余剰資金は債券市場に導入されているか。
ベトナム債券市場の変動について、
この4~5ヶ月で外国投資家及び数社の銀行は大量に債券を売却している。
ある時、割引率が30%に。
その時点で購入した銀行は後で大きな利益をだした。
投資手段の選択、利回り率の確定、
各財政商品のリスク予想は現在の市場の変動で
投資家の利益に対し大きな役割を持つ。
証券投資紙 2008年10月21日