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2008年10月29日

外国投資家 大量債券売却困難に


市場の金利の減少にともない、債券の金利も減少する。
ベトナムドンからドルに両替することは困難なため、
外国投資家は大量の債券を売却しづらい状況にある。


実際、先週初頭より債券取引は萎縮している。
株式売却の70%~80%は外国投資家であり、
債券の価格を上げる傾向にある。
外国投資家の債券はいつも売れ切れ状態。

ベトナムの各金融機関、銀行は
この1ヶ月で大量に債券を購入した。

ただ、1年~2年期限の国債利回り率は先週から
年間2%を減、16.5%~17%から14.5%~15%に。
これはベトナム商業銀行にとって不利なため、
この債券はあまり取引されていない。

ある銀行の役員は「この数週間で我々は数兆ドンの債券を購入した。
現在、我々の銀行は7兆ドン~8兆ドンの債券を保全している。
債券の利回り率が本当に魅力的になる時に引き続き債券を購入予定」
と話した。

その他、国債の利回り率減少理由として国家銀行が
金融政策緩和方策実施後の市場金利減少による影響であげられる。
従って、国債の利回り率は今後減少する可能性が高い。

その他、国債を売却する外国投資家はドンからドルに両替時に
USD/VNDの為替レートの問題がある。
USD/VNDの為替レートは先週から急に上がり、
各商業銀行の正式な為替レートが上限まで上がった。
自由市場ではUSD/VNDの為替レートが
1ドル17,000ドンになったときもあった。

従って、外国投資家はドンからドルに両替時に多少損失する。
現時点では外国投資家は大量に国債を売却しなくなる。

外国投資家は2008年の5月と6月及び9月中旬から10月中旬まで
大量国債売却し、現在保全の債券数が大幅減少。

外国銀行の専門家の計算によると、
年初には外国投資家が約45億ドル~50億ドルの債券を
保全、今が約20億ドルしかない。

年初からの外国投資家の債券売却に
ベトナム民間商業銀行は注目しており迅速に対応する。
国家銀行は2008年5月、6月に数社の商業銀行に
この債券購入について警告。
これらの銀行は国家銀行に資金借入を要請した。
その時点では債券の利回り率が年間24%~25%に上昇。

それに、その時点では為替レートが安定であり、
外貨準備資金が増加、多くの商業銀行が外国銀行から預金回収したため、
外国投資家が容易にドルを購入できる。


(注)
債券の利回り率= 毎年の利益 (保管期間中の利益):債券価格(額面、購入値)

債券の利回り率は債券の値段と逆に変動。
債券価格が上昇すると、利回り率が減少(購入者及び売却者に対して)。
逆に、債券価格が下落すると、利回り率が増加。

また、購入者が発行日から決算日まで保管する場合は
債券の利回り率が債券の金利。

ただ、購入者が決算日前に売却する場合は、
売却値が投資家の収入及び債券の利回り率に影響を与える。

債券の売却値は市場の金利によって変動する。
市場の金利が減少すると、債券の値段が上昇し、又は逆になる。

証券投資紙 2008年10月28日


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