ベトナム株式暴落に一喜一憂せず〜新興国投資の醍醐味??〜
本日(3月4日)、VNインデックスは600ポイント割れ目前と、
暴落が止まらない。
下落幅も連日4%代と、各銘柄値幅制限の5%に迫る勢いで、
全ての銘柄がS安していることになる。
〜外国人投資家のマーケットの見方〜
この下落をいたって冷静に見ており、
状況証拠?やレポートを読み漁る限り、
悲観要素は漂っていない。以下列記
1.外国人の株式購入は依然継続的。
2.金融機関のベトナムレポートは下落が止まることを予測し、購入を推奨。
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20080303-1524.html
3.外資系金融機関、相次いでベトナム証券会社へ過半数に迫る(49%)出資
http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/20080303-2233.html
〜新興国市場投資の傾向〜
新興国投資は、急騰と急落を繰り返す。
コンプライアンスや情報開示に大きな問題があるも、
それを上回る経済成長を背景に確実に株式市場も成長。
〜ここ数年のベトナム市場のインデックスの推移〜
株式の急上昇の始まり
1、外国人投資枠の急拡大(05年10月以降)
2、ビナミルク上場(05年11月以降)であった。
調整局面
3、400ポイントまで下落(06年4月頃)
新興国投資、ベトナムブームの到来
4、06年年末の駆け込み上場(法人税の優遇政策)で再急騰
IPOの失敗
5、バオベト保険IPO失敗(07年6月頃)
6、ベトコンバンクIPO失敗(07年年12月頃)
→政府が価格を吊り上げ株式を販売
〜どんな上場会社に投資すべきか?〜
HSBCレポートを見るとPER13倍との明記。
しかしその収益向上を見ると、近年、上場企業大手収益は
本業以外(不動産)からあがっていることも多く、
08年度以降の業績予想も、不動産収益を織り込んだ計画があがっていることも多い。
1、本業で確実に業績を上げ
(インフレと経済背長を織り込み、年30%以上の成長が好ましい)
2、株価が暴落しているところ
色々な問題はあるが、確実な経済成長を基盤とした暴騰暴落であり、
これぞ新興国投資の魅力と割り切って、
このタイミングで底値買いをしてみてはいかがでしょう?
当社は、今後とも上場株式の乱高下に一喜一憂されることなく、
ベトナムにあるべき企業(いろいろな意味でベトナム経済に不可欠な会社)を育て、
地味ではありますが、収益を上げてゆきます(笑)
大木健司(Kenji Oki)
株式会社ブルーチップ・コンサルティング