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2008年09月02日

VN企業、論理的思考で、差別化容易。問題は経営者。


某社背景と現状

背景
 社長 元国営企業(業界TOP)社長
 設立 数年前(同業他社設立)
 現状 業界TOP5(統計の信憑?なので詳細?)
 課題 技術力・生産技術
 強み 社長の知名度・人脈
 弱み 戦略的志向

市場の現状
 市場
  それ自体の国内市場は、今後10倍にも拡大するものではないが、
  横滑り戦略が可能な業種。
 現状  
  ①作れば売れる
 同社の計画
  ②生産規模100倍計画
  ③先ずは土地を確保(売上比 40%投入済)
  ④工場建設費用(売上比 200%)
   第一工場建設中(生産開始は1年後?)
   生産は2年は先
 営業に関して
  売り先は未定
  輸出ルート無し(品質はそのレベルではない)
 計画の現状
   ⇒資金調達未定(借入無し)

総括 
 未発達な経営手法  
  ・論理的でない経営  
  ・高い経済成長下、何をやってもある程度うまく行く(経営手法必要なし)
  ・他人資本を使う思考無し
  ・優先順位・資金効率面?(なぜ今土地を買う?)

 EX)論理的思考に基くのであれば
  ⇒貸し工場等利用
   ・生産量UP
   ・社員教育等
   ・販売網確保
    を進めながら、事業展開することで失敗を防ぎ、
    STEP BY STEP で事業展開することが必要。

結論    
 チャンスあり
  ・現状
    論理的でない経営展開をするローカル企業でありながら、
    売上・利益共に急拡大な現状。
  ・差別化、図りやすい 
    資金効率を上げ、経営のスピードをUPさせるだけで、
    他社との大幅な差別化可能。 
   JPのような
   ・重箱の隅をつつくようなマーケティング 無し
   ・他社にすぐ真似されてしまうスピード感 無し
   
  ・おもしろい投資案件
    出資&インキュベーション可能であれば、投資案件としてもおもしろい。
    ただし、経営に関与することは必須。

  ・問題
    経営者が、論理的な思考を受入れるかどうか。


大木健司(Kenji Oki)
株式会社ブルーチップ・コンサルティング

URL   http://www.bcc-jp.com/
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