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2008年03月11日

約20兆ドン 証券購入のために用意


証券市場が3日連続上昇し、
数日前の状況から大きく変化した。
「売却者は一人、購入者は万人」の現状から
2007年10月の時点に戻ったようである。
証券市場に対する信用も戻った。


金がないことは問題ではない

現在、各証券会社の口座に、平均1500億ドンの現金が用意されている。
一方、大証券会社は、一社当たり約1兆ドンを保管している。
現在活動している70社の証券会社によると、
証券投資口座に保管されている金額は、合計で15兆ドン程と予想される。

その他、3月5日に公表された国家証券委員会の統計によると、
各投資ファンドの5兆ドンが、すぐに出資できる状態である。
従って、トータル20兆ドンの現金が、証券購入のために用意されている。

実際に、3月7日のホーチミン証券取引所における証券購入申請総額が
3.8兆ドンである(相対取引及び債券取引の額を除く)。
従って、証券投資に対する資金は大きい。

国家資金投資・運営公社(SCIC)は、
投資家の信用確保のために、株式を購入すると知らせた。
市場のサプライ・デマンドのバランスが、先週末の2日間で逆転し、
上限株価の購入申請令が大きくなった。
数商業銀行において、他の銀行に預金を移ると共に、
先週末より現金を引き出して証券取引口座に入れた。


信用が全て

最後に、証券市場において、一番重要なことが、信用である。
この問題について、リエン国家証券委員会の副会長は
「SCICが株式を購入することは、投資家の信用を確保するためであり、
 市場を守るためでもある。」
と述べた。

証券市場が安定して回復するためには、他の要素も必要である。
政府のインフレ制御方策、証券市場の安定方策に対する投資家の信用が
極めて重要な要素である。

市場がいつまでに回復するかは分からないが、
市場の大病は、金銭が足りないことではなく、信用が不足することである。
多くの投資家は、今後VN-Indexが1000ポイントに上昇し、
市場全体のP/Eが平均20〜25倍になると考えている。
しかし悲観的に考えると、
VN-Indexが400ポイントに下落する可能性も0ではないだろう。


証券投資紙  2008年3月11日


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