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2008年05月24日

大口投資家 下落相場で買い継続(5月23日)


現在市場では、大きな内部取引が行われている。
そんな中で、株価を維持しつつ、
投資家の心理を安定したものにするために、
大投資家は、努めて、株式を購入している。

3週間に渡る取引で、
市場で、下落が続いた取引は15回に達した。
このようなことは未だかつてなかった。

本日の取引は、昨日の取引状況と変わらない。
VN-Indexは急落し、6.91ポイント失った。
今回の取引は428.05ポイントで終了。
6.7ポイント下落した。

取引量や株価は、下落が続き、
購入需要も減り続けているため、
市場の下落スピードも落ちない。
市場全体を見ると、
取引が上手く行われたその数は、495万で、
その額は2668億ドンに達した。

取り引きのない銘柄や株価維持の銘柄や下落銘柄は、
市場全体の90%を占めた。
また、電子版にも購入申請はない。

上記の様な結果は、最近始まったことではない。
このため、多くの人は「電子版」の確認回数が減った。
しかし、取引に関する情報には依然注意が必要だ。

ここへ来て、相対取引量に関する疑問の声が挙がっている。
特に、SSI・STB・DPM銘柄が大量取引された点だ。
これについては、各機関による関与があったのではという意見もある。

今後、大量な株式売却情報について
各企業の大株主は、市場に参加し、
株価を支えると公表したため
今のところ、投資家の心理は安定している。

代表的な例は、VincomのVIC株式だ。
今週末、大株主により
大量の株式売却に関する情報が相次いで公表されている。

Prudentialベトナムは
5月22日から6月23日までに、3,750,000VIC株式を売却。
PCA International Funds SPCは
5月23日から6月23日までに、20万VIC株式を売却。
同日、Prudential投資ファンドも、75,000VIC株式を売却する。

相次ぐ大量の株式売却、
特に大機関投資家による売却により
株主や投資家心理に影響を及ぼす。
実際、VICによるVN-Indexは、影響を及ぼしている。

しかし、Vincomの大株主であるファム・ニャット・ヴォン氏は、
株式購入を公表した。
ヴォン氏は、Prudential投資ファンドとPCA International Funds SPCより
相対取引で購入する。

これは、現在のVIC株価にとって、重要な動きだ。
金融投資協会(VAFI)も
各機関(特に上場企業)や投資家に対し、市場の支援を依頼している。

現時点で市場は、Sacombank(STB)のような企業を中心に動いている。
これらの企業は、予備ファンド株式の購入を始めた機関だ。

今のところ、政府による対策は実施されていない。
市場があまり良い変動を示していない今
上場企業や大機関投資家による協力が最も必要とされている。

上記の情報以外に
本日の市場では、
HASTCとHOSEによる取引枠の拡大要請が注目を浴びた。
また、変動枠を元に戻すことも要請された。

本日の取引で
HASTCにおける取引量は、700.400ポイントに増加した
(前回の取引量よりも50万株式増加)ものの、
取引総額は174億ドンに留まった。

HASTC-Indexは、引き続き2.42ポイント下落。
127.93ポイントになった。


ベトナムエコノミックタイムズ  2008年5月23日


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