ベトナム経済情勢 外国報道機関も注目
ベトナムの経済状況は、
多くの外国報道機関の記事に取り上げられている。
AP通信社及びThe Financial Times, The Edge Dailyは、
先週日曜日に、マレーシアのクアラルンプールで行われた
世界経済フォーラムの地域会議における
Vu Van Ninh財務大臣の全発言を掲載した。
同大臣は、「インフレが上昇している背景においても、
ベトナム経済は、今年7%の発展のために、正常に動いている」
と述べた。
先週日曜日に、マレーシアのクアラルンプールで行われた
世界経済フォーラムの地域会議における
Vu Van Ninh財務大臣の全発言を掲載した。
同大臣は、「インフレが上昇している背景においても、
ベトナム経済は、今年7%の発展のために、正常に動いている」
と述べた。
同大臣によると、ベトナムは、
2009年にインフレ率を10%以下に抑えることを目標としている。
だが、現在、ベトナムのインフレ率は25%に達し、アジアの中で最高。
アジア地域の第2の発展国であるだけに、
アジア経済全般に悪影響を与えている。
インフレ抑制はベトナム政府の最優先課題であるが、
実現は容易ではなく、時間を要する。
今年のベトナムのインフレ率は、10%以上になると予想されるが、
来年には10%以下に抑えることが期待される。
さらに、同大臣は、「基本的に、ベトナム経済は、まだ確実に発展する。
銀行や金融分野の早急な回復も約束できる。
ベトナムは高い成長段階にあり、2010年には中流国になり、
2020年には先進工業国になることを確信している」と述べた。
また、同大臣によれば、
ベトナム政府は、この異常事態においても、
ベトナムドンの相場を切り下げる必要はないが、
インフレが抑制できない場合は、金利を引き上げなくてはならない。
国際経済の影響をまともに受けている形だが、
ベトナムは、充分に食糧を生産することができるし、
国内の需要に対応するだけでなく、輸出もできる。
現在、ベトナムは、タイの次に世界最大のコメ輸出国である。
VOA 2008年6月18日