ブルーチップ ベトナム投資ニュース

6月だけで新登録FDIは162億ドル（2006年全体の1.5倍）に達した。
第1と第2四半期を含め、
投資申請額が1億ドル以上となった19案件の総額は280億ドルに達し、
そのうち6案件が、10億ドル以上の投資資金を有する。

Phan Huu Thang計画投資省外国投資局長によると、
今年、過去最大の実施額約100億ドルを達成。
主に外国投資主の実施資金で、6ヶ月で実施額が50億ドルに達した。

以下は、今上半期に実施された8つの最大FDI投資案件である。
外国投資局の統計によると、
Formosa案件及びNghi Son石油精製工場案件が、
過去最大の投資額を有する案件である。

6月上旬に投資許可を発給された最大案件。
Hung Nghiep有限会社（台湾のFormosaグループの子会社）が、
Vung Ang工業団地（Ha Tinh省）に投資。 投資総額が78.7億ドル。
Foxconnの一連のプロジェクト投資資金を超える。
プロジェクトは70年間活動する。

Formosaが、工場の建設を2段階に分けて実施、
この地域で港の運営もする。
工場も建設するが、第1段階で、
Formosaの鋼鉄・鉄工場（生産能力が年間750万トン）を建設し、
第2段階に同工場の生産能力を1500万トンに上げる。

2位は、ベトナム国家石油グループ（PVN）とIdemitsu Kosan (IKC)、
日本のMitsui (MCI)、Kuwait国際石油グループ(KPI)の合弁会社である。
投資総額62億ドル。

同工場は、ベトナムでDung Quat工場の次に大きい石油精製工場で、
現在、PVNと各外国パートナーが、
Nghi Son（Thanh Hoa省）経済団地で合弁会社を設立した。

ベトナム国家石油グループによると、
この工場は2013年に完工。生産能力1日20万箱（年間1000万トンと相当）。
ベトナム側がこのプロジェクトに25.1％を出資。
KPIとIKCが35.1％、MCIが4,7%を出資。
最初の投資資金は2億ドル。

現在、Kuwait側が、同工場にクルッドオイルを全部供給することを約束。
生産能力が初期段階に年間1,000万トン、
次の段階に2,000万トンになる計画する。

Ba Ria- Vung Tau省におけるHo Tramリゾート地の建設プロジェクトが、
5月末に投資許可を発給された。
投資総額42億ドル。
投資主はカナダのAsian Coast Developmentグループ。

現在、投資主がこのプロジェクトを起工。
5つ星の多目的リゾート地を建設する。
170万平米の土地に、2300室の高級ホテル、カジノ（Casino）、
遊園地、リゾート、国際展示所及び会議所が建設される。

ここはベトナム初のLas Vegas形式のカジノを有するリゾートとなる。
この多目的リゾート地の建設の初期段階は2010年末に完工される予定。

Starbay Holdings (British Virginia Islands)グループの子会社である
Starbayベトナム有限会社が、Bai Dai（Phu Quoc島）で
リゾートを建設する予定。

投資総額16.4億ドル。
ゴルフ場、マンションを含む多目的リゾートが建設される予定。
建設期間は15年を予定しており、初期段階に3億3,000万ドルの投資額で、
5つ星のホテル2軒と、別荘150軒、遊園地が建設される。

アメリカグループが、Ba Ria – Vung Tau省でリゾートを建設するために
13億ドルを投資する予定。
5つ星のホテル、遊園地、会議場、展示会、医療センター等の 多目的リゾートを建設する。
投資総額4.6億ドル。投資主はGood Choice USD。

TA Associates International của Singaporeの子会社である
TA Associatesベトナム有限会社が、
オフィスビル、住宅マンション、人材育成の投資を許可された。
投資総額12億ドル。
Associates Internationalのプロジェクトがホーチミン市で実施され、
初期投資額は1.8億ドル。

マレーシアのグループが、不動産分野に投資する予定。
Berjaya Leisureが、ホーチミン市で
ホテル、オフィスビル、スポーツセンターを建設するため、
ベトナム金融有限会社を設立。
初期投資額は9.3億ドルを予定。
そのうち、投資主の資本金は1.86億ドル。

シンガポールのWater Front有限会社は、
Dong Nai省における住宅団地、ホテル、ショッピングセンターの
建設プロジェクトの投資許可を発給された。
投資総額7.5億ドル。この金額は、投資主の資本金である。