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2008年07月23日

2008年GDP成長率6.5%に留まる見込み


アジア開発銀行(ADB)の予想によると、
今年のベトナムGDP成長率は6.5%に留まる見込み。
来年は6.8%の予想だが、
去年の8.5%、10年前の7.3%に比べかなり低い。
一方、インフレ上昇率は2007年の8.3%に比べ、
今年19.4%。来年は10.2%に下がる見込み。

ADBは、半年一度の定期報告「アジア監査」の中で、
タイの通貨危機の二の舞にならないよう、
積極的に動きを出す必要があると注意した。
インフレ上昇率が30%上がる傾向や、
貿易赤字の肥大化により、
ベトナム政府は大きな危機に直面している。

これらの原因は、政府の金融政策にあり、
90年代のタイに比べ基盤が強く見えるとはいえ、
同様の状況になる可能性は高い。

ベトナム政府は現在、厳しい金融政策を実施しているが、
タイの経験から言っても、政策が上手く効果を表さなければ、
経済危機は起こりやすくなる。

ADBはベトナム政府に対し、
経済状況の厳しい監査と、積極的な動きを要請する。

6月まで、ベトナムのインフレはアジア1位で
前年同期比+26.8%。
原油高と食糧値上げが、大きく影響し、
この6ヶ月の貿易赤字も、年末から3倍の16.9兆ドルに上った。


ベトナム通信社   2008年7月23日


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