コメ・肥料の輸出税 引き上げ
ズン首相が、コメと肥料の輸出税引き上げを決定した。
最高税率は、コメ1トンあたり290万ドン、肥料1キロあたり5000ドンに上る。
コメにはFOB(港までの運搬経費を含む値段。保険料は含まれない)上に、
8種類の税金をかける。
8種類の税金をかける。
この度の変更により、
1トンあたり600ドル~700ドルで輸出されるコメには、
600,000ドンの税金を適用し、
1トンあたり800ドル~1300ドルで輸出されるコメには、
800,000ドン~2,900,000ドンの税金が課せられる。
肥料については、
SA、DAP肥料1キロあたりに掛かる税金は、4000ドン。
Kali肥料1キロあたりに掛かる税金が、5000ドンである。
この決定は、公表日から15日後に有効になる。
ベトナムは、年初から全国で220万トンのコメを輸出し、
量は前年同期より19%増加、価格は前年同期より2倍増加した。
ベトナム政府のコメ輸出目標は当初400万トン~450万トンだったが、
その後、商工省が350万トン~400万トンに下げた。
政府は4月、インフレ上昇の恐れと、世界のコメの需要・供給バランスが崩れていたため、
ベトナム国内の食糧を確保するためにも、コメの輸出を停止した。
農業農村開発省の報告によると、
2008年1~3月、コメは大豊作につき、今年の収穫量は約3700万トンに達すると予想される。
2007年収穫量より、100万トンの増加。
ベトナム国内の消費需要に充分に対応した後、450万トンのコメの輸出が可能である。
以前、農業農村開発省、商工省、ベトナム食糧協会が、
コメの販売を安定化させるため、予備米の確保を提案した。
この計画では、北部食糧会社と南部食糧会社が、100,000トンの予備米を保管する。
労働者紙 2008年7月25日