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2008年08月21日

証券取引ルール 変更の歴史をふりかえる


今週頭から、HOSEとHASTCの取引枠が拡大された。
拡大後の取引枠はそれぞれ、HOSEが+/-5%、HaSTC が+/-7%。
ベトナム証券市場は開設以来、国家証券委員会が9回取引枠を変更した。
以下にこれまでの歴史をまとめた。

 証券取引枠は一日の株価の変動の範囲である。


2000年7月28日
 初めて取引枠を+/-5%から+/-2%に下げた。
 この+/-2%はベトナム証券市場の開始の時に適用されたものである。

 Vn-Indexは100ポイントからスタートし、1年後には取引枠+/-2%で571ポイントに上がった。


2001年6月13日
 国家証券委員会は取引枠を+/-2%から+/-7%に拡大した。
 この変動に対し証券市場は積極的に反応し、6回連続上昇した。
 しかしその後、Vn-Indexは暴落、2001年10月12日に203ポイントに下げた。


2001年10月15日
 投資家業界が混乱した背景において、取引枠は再び削減された。
 取引枠が+/-2%に下げられると共に、1週間の取引日数が、3日から6日に増加した。
 結果、Vn-Indexは19回連続上昇したが、その後また下落した。


2002年8月1日
 取引枠は+/-2%から+/-3%に拡大されたが、Vn-Indexは引き続き下落した。


2002年12月23日
 国家証券委員会は取引を支えるため、変動枠を+/-5%に上げた。
 証券市場は2005年~2007年の間、積極的に上昇した。


2008年3月27日
 ベトナム国内、及び、世界の経済状況による影響を大きく受けたため、証券市場は暴落した。
 証券取引枠は再度調整され、
 HOSEが+/-5%から+/-1%に、
 HaSTCが+/-10%から+/-2%に下げられた。

 結果、Vn-Indexは連続的に上昇したが、流動性は低かった。


2008年4月7日
 市場の流動性を改善するため、国家証券委員会は各取引センターの取引枠を1%を上げた。

 Vn-Indexは引き続き上昇したが、その後、下落時期に入り取引額が拡大した。


2008年6月6日
 経済状況が安定したため、取引枠が、HOSEで+/-3%、HaSTCで+/- 4%に上げられた。

 Vn-Indexは3回連続下落し、368ポイントになった。
 その後また上昇したが、連続的には上昇しなかった。


2008年8月18日
 証券取引枠が、HOSEで+/-5%、HASTCで+/-7%に上げられた。


VNS証券株式会社  2008年8月21日


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