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2008年09月04日

08年FDI申請額 500億ドル


ベトナム計画投資省経済社会情報センターは、
2008年のベトナム投資傾向対し、楽観的な見方を示した。

それにより、2008年FDI申請総額が
500億ドルに達する可能性がある。
現在の実施額は100億ドル以上で、
すでに締結しているODA総額は31.07億ドル、
社会開発への投資総額は584.8兆ドンと予想されている。

外国直接投資額は連続して増加、
年初からの経済全体の中で一番明るい話題である。
計画投資省の統計資料によると、
年初8ヶ月の新規申請資金と増資資金は
471.58億ドルであった。
具体的には、投資許可を発給されたのが772案件、
申請総額は463.24億ドル。
増資は210案件で、総額が8億3,360万ドル。

8月に全国で投資許可を発給され他案件は118、
申請総額は1兆8,270億ドル。
増資申請は22案件、総額4,500万ドルである。

8月のFDI実施総額は10億ドルであり、
年初8ヶ月の実施総額は70億ドルである。

FDIはサービスから工業分野に移行しつつある。
特に、台湾のFormosaグループによる
Formosa Hung Nghiep鉄鋼会社
(投資額79億ドル、実施場所:Ha Tinh省Vung Ang郡)と、
日本のNghi Son石油精製会社、
Kuwaitグループの合弁会社(Thanh Hoa省)だけで
投資申請額は合わせて140.97億ドルにのぼる。

ただ、同センターの専門家によると、
FDIの実施にはまだ様々な問題があり、
インフラ整備、人材育成などの問題を解決するには、
まだ様々な努力を必要としている。
特に、マクロ経済の安定政策、審査・認可過程の短縮、
延期になった案件の処理などに関しては、
政府の努力が要求されている。

調査結果を通じ、計画投資省は、
多くの大規模FDI案件の実施額が小さい、
投資家が土地を占めるために投資申請した。
同省は各地方に対し、案件の検査を要請している。

一方、開発援助(ODA)は、
交通インフラの整備、環境改善等のための
重要な投資資金源である。情報センターによると、
2008年に締結されたODA総額は
1兆8,260億ドルに達すると予想されている。
その中で、借款は1兆2,990億ドル、
無償援助は5億2,700万ドルだ。

従って、変更がない場合、
2008年に締結されたODA資金は3兆1,070億ドル。
そのうち、借款が2兆5,150億ドル、
無償援助が5億2,900万ドルである。
通常、ODAの出資は下半期に実施されるため、
今年は25億ドルに達する可能性がある。

また、2008年後半はインフレの抑制、
投資効果を上げることが求められる。
国家予算は、今年中に完成・使用開始可能な案件に
集中的に投資されることになるだろう。

政府の予想では、2008年社会全体の
投資開発資金は約584.8兆ドン。
そのうち、国家予算が84.8兆ドンで、
全体の14.5%を占める。

従って、投資資金/GDPは、GDPの40.1%となり、
国会の目標である42%をほぼ達成できることになる。


ベトナムエコノミックスタイムズ  2008年9月4日


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