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2008年11月05日

歴史的洪水被害 対応に追われる保険会社


先週金曜日からの記録的な大雨により、
Bao Viet保険会社の車両保険部職員は、
真夜中まで働かざるをえなくなっていた。
今回の損害は、過去の記録から見ても最も大きい。

11月3日夕方まで降り続いた大雨は、
ハノイ市のここ30年間を見ても、記録的なものであった。
Bao Viet証券には、すでに50人の車両所有者が
損害を報告している。
Bao Vieは、まだ統計結果は上がっていないものの、
被害車両は100台以上、損失は数十億ドンに上るものと見込んでいる。
支払い金額は、これからの査定により確定していくが、
予想を上回る可能性もある。

被害台数の統計は、旧ハノイ地域に留まっている。
新ハノイ全体を加算していけば、
その数はさらに大きくなるものと思われる。
Bao Viet保険車両保険部が、
ここまで大きな天災による損害を受けたのは、今回が初めてである。
大雨が記録的であったことに加え、
ハノイ市で流通している車両単価が、他の地方よりも高いことが、
被害額を増加させる要因ともなっている。

Bao Vietの保険契約の中には、洪水による補償条項もある。
サービスの追加には+5%の費用がかかるものの、
災害時には100%の補償が受けられる。
このサービスを追加しない場合は、
水害による損傷への補償は、いっさいない。

My Dinh住宅団地の地下駐車場にあった車両のうち
18台はBao Viet保険に加入していた。
今回は天災被害のため、洪水補償の加入非加入に関わらず、
補償が受けられる可能性が高い。

Bao Viet保険の車両保険部長は、
31日夜は、職員が顧客の車両救助や、修理などに追われ、
最も大変であった、と話している。

Bao Vietの顧客数は、全国でバイク所有者300万人、
車所有者50万人を数える。
ハノイ市の車両保険のマーケットシェアは40%に上る。
以下、Bao Minh保険、PJICO、PVIと続く。

PJICOの被害顧客数は、現在100人以下に留まっている。
C6 My Dinh工業団地にある18台の車両のうち、
PJICOの保険対象車は4台であった。
同社は現在、救助費用や、
軽度の故障に対する修理費用への支援は行っているが、
大きな故障に対する支援はまだ行っていない。

各保険会社によると、洪水で損傷したバイクは非常に多いものの、
殆どが、義務である対人障害責任保険にしか加入しておらず、
今回のような、車両損傷を補償する保険には加入していないことが多い、という。

ハノイ市では、2007年末までで、
車両、バイク合わせて200万台が流通している。


Vnexpress.com 2008年11月5日


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