ブルーチップ ベトナム投資ニュース

記者会見の中で、Giau国家銀行総裁は
「30~40の自治体から集めた資料によると、
　商業銀行の資金を借入ることができる企業は、
　申請企業の90%に上る。」 と述べた。

企業が実施可能でより良い案件を提出しない限り、
銀行は、申請を退けることもある。
現在、世界的な不況に伴い、
銀行もリスク防止のため、
より高い流動性を確保しようとしている。

国家銀行の2008年9月30日までの、
銀行システム全体の負債額は約35兆ドンで、
経済全体の貸出資金の2.92%を占める。
この割合は、国際的な基準から見ても安全である。

負債のうち、資金損失の可能性が高いのは、
約10兆ドンに留まる。
これは、各銀行のリスク防止準備資金の半分以下である。
(現在、各商業銀行は22兆ドンの
　リスク防止準備資金を用意している)

不動産に対する貸出資金は、
約100兆ドンで、全体の9.15%、
（2007年末までは12%以上あった）
まだコントロール範囲内である。

また、国内最大の不動産市場である
ハノイ市とホーチミン市の負債率は2%以下であり、
ベトナム銀行システム全体の平均率より低い。

Giau総裁によると、国家銀行は今後、
各商業銀行に対して、貸出し拒否の場合、
具体的な理由を明らかにすることを要請する予定だという。