在越日本企業同士で初の訴訟
Minh Triゴルフ場は、ハノイ市に投資している
日本産業を対象として建設された。
しかし、現在も日本人同士、他国のパートナー間で
営業協力に関する交渉が続けられている。
さらに、今年8月Inter Art Saigon会社は、Hanoi Golf会社を相手取り
ハノイ市Dong Da地区人民裁判所に提訴した。
ここで注意すべき点は、双方が日越合弁会社である、ということである。
ベトナムに投資する日本企業同士の訴訟は、今回が初めて。
Inter Art Saigonは内装工事建設会社で、
日航ホテル(ハノイ市)、ソフィテルプラザ(ホーチミン市)、
Saigon - Sky Garden (ホーチミン市)、
Sun Red River (ハノイ市)等の大規模案件に参加している。
一方Hanoi Golfは、2004年に設立、
Minh Triゴルフ場(Ha Noi市Soc Son郡)が設立初めての案件であった。
Inter Artはこのゴルフ場のクラブ会館を建設する会社だった。
訴訟内容によると、原告側は、被告に約12万ドルの
返金を要求している。
うち、建設経費が46,410ドル、
残りが、クラブ会館の建設経費である。
Inter Artによると、クラブ会館は2006年10月末に完成し、
Hanoi Golfに引き渡している。
しかし Hanoi Golfが追加諸経費の見積に合意せず、
精算を断ったのだという。
2006年9月20日、追加項目が出る以前、
Inter Art SaigonはHanoi Golfに見積を提出、
Hanoi Golfからの反対はなかったため、
合意と見なし、実施した。
しかし、引渡し日から半年が過ぎた2007年4月14日、
Hanoi Golf はInter Art Saigonの請求書に対し、
不合意との回答を出した。
現在Dong Da地区人民裁判所は、起訴する前に、
Inter Art Saigonに不備書類を完成を求めている段階である。
サイゴン開放紙 2008年11月6日