国家銀行 VND/USD変動枠+/-3% 引き上げ
2008年11月6日、ベトナム国家銀行総裁は各信用機関に対して
VND/USDの売買為替レートの変動枠を拡大、±3%に引き上げた。
これにより、国家銀行は為替レートの柔軟性を高め、市場の需給状況に反映し、
超過輸入を制限、輸出を支え、ベトナム及び国際経済状況に合わせて
安定的な経済発展を確保するねらい。
年初より、USDはEURO比10%上昇、タイBath比5.51%上昇、
シンガポールドル比3.11%上昇、マレーシアRingit比7.02%上昇した。
WTOの加盟により、ベトナム経済は世界経済による影響をかなり受けるようになった。
この3ヶ月のPound、Euro、Yenと比較するUSDの変動
国際外貨市場変動及び外国投資資金増加により、
2008年にベトナム外貨市場は複雑に変動し、外貨需給バランスが取れない時期があった。
そのため、柔軟的な為替レート適用により、
ベトナムの各信用機関及び経済機関国際市場の変動によく対応できるようになる。
国家銀行外貨管理局によると、現時点の外貨需給状況によると、
今後USD/VNDの為替レートが新しい変動枠で安定し、ベトナム政府が完全にコントロールできる。
今日(11月6日)、Vietcombankで掲載されたUSD/VNDの為替レートは購入値が16,820ドン、
売却値が16,843ドン。
銀行市場における為替レートは平均1ドル16,511ドン。
自由市場では1ドル17,020ドン~17,080ドンで変動している。
この8ヶ月で国家銀行は2回変動枠を拡大。1回目は2008年3月10日、
変動枠が±0,75%から±1%に引き上げた。 2回目は2008年6月27日、
変動枠が1%から2%に引き上げた。1ドル19,200ドンに上がる時もあった。
CafeF 2008年11月7日