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2008年11月18日

中国野菜 ハノイ市とホーチミン市で大量販売


スーパーに並ぶ中国産野菜

中国からの輸入野菜は主にキャベツ・ピーマン・トマト・人参・大根・玉葱等である。
中国野菜の輸入量は1ヶ月前の2倍に上昇した。

2週間前の洪水は、ハノイ市に野菜を提供する旧Ha Tay省、Hung Yen省、
Bac Ninh省、Hai Duong 省及びハノイ市郊外の野菜栽培地を全て破壊した。
野菜の供給は需要に追いつかず、ハノイ市で野菜の値段が急激に値上がり
(キャベツが3~5倍上昇)した為、
それを受けホーチミン市を含む他の地方の野菜の価格も上昇した。

地域によって価格の格差が大きい為、他の地方や中国から
大量の野菜がハノイ市とホーチミン市に持ち込まれている。

2~3倍上昇

ハノイ市Hoan Kiem地区にあるLong Bien野菜市場は
ハノイ市で最大の野菜・果物の市場である。
この半月、この市場はいつも以上に混んでいる。
Da Lat市、Sapa市等のベトナム国内で栽培された花、野菜、果物
及び外国の野菜・果物が各市場で大量に売られている。

Long Bien市場の野菜の卸し業者によると、野菜が不足しているので、
小売業者がLong Bien市場に集まって異常な混雑状況になり、
売却量が平常の2倍に増加している。

通常各市場では、安価で質の高い北部の野菜の生産量が多いので、
中国野菜の量はそれほど多くないが、
最近では、一日に40トントラック5~6台の野菜が
中国からベトナムに持ち込まれており、平常の2~3倍に増えている。

ベトナムの野菜不作の情報を受けて、中国の業者は野菜の価格を高く上げた。
中国産キャベツは通常は1キロ5000ドン~7000ドンで販売されていたが、
今は12,000ドン~15,000ドンに上げられた。

中国のキャベツは1週間経ってもそのままの色が維持され、
消費者は中国の業者が化学薬品を使うことについて恐れている。

中国野菜がベトナム野菜の代用として販売されている

ホーチミン市では中国野菜の輸入量が急激に増えた。
ベトナム国内の野菜供給源が不足し、値段が上昇しているので、
野菜販売業者が中国から安い野菜をどんどん輸入している。

Thu Duc農産食品市場の社長によると、
現在中国から輸入される野菜は1日300トンであり、先月より約100トン増加している。

中国から輸入される野菜の価格は安定してきており、人参は1キロ5,500ドン、
生姜が1キロ13,000ドン、ニンニクが1キロ6000ドン、じゃが芋が1キロ7000ドンなどである。

この市場で野菜を販売するThanh氏によると、
先月まで中国野菜はあまり売れなかったが、今は大量に売れている。
「消費者の中国の野菜の質に対する恐れがなくなると、
 今後中国から輸入される野菜が急激に増える。
 この供給源は豊富であり、北部の卸し業者が大量に輸入したがっても対応できる。」

各小売市場で中国野菜が大量に販売されているが、メラミン事件などもあり
ベトナム消費者は中国の野菜、果物、ミルク、お菓子について恐れも抱いている。

現在、ベトナム国内の野菜が非常に高くなっているので、中国の野菜が売れている。
しかし、販売者が「野菜は野菜に変わりない」ことを利用して、
中国野菜をベトナム野菜と同じ値段で売っている。
(通常は同じ種類の野菜では、中国産はベトナム産より2000ドン~8000ドン安い。)


Vneconomy.net 2008年11月17日


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