公定歩合10%以下に 貸出金利の交渉も可能に
主要金利や資金準備率が引き続き引き下げられ、
さらに、金利の交渉による決定される体制が
12月5日より実施される予定。
国家銀行は2008年12月5日より 主な金利を下げる。
具体的には、公定歩合を年11%から10%に、
資金再供給金利およびオーバーナイトコールレートを
年12%から11%に、
割引金利を年10%から9%に
それぞれ引き下げる。
特に、各信用機関に対する
ベトナムドンの準備資金の金利が
年10%から9%に下げられたが、
この金利は、
本年8月29日に年1.2%から10%に上げられたばかりで、
下げられるのは初めてである。
これらは、首相の承認を受けたあと、
国家銀行がベトナムドンおよび外貨それぞれの
準備資金率をともに2%下げる。
また、国家銀行総裁が各信用機関に対する
具体的な割合を決める。
また、今回から国家銀行総裁は、
各信用機関に対して、交渉によって決定した
金利での資金貸出を案内する。
この金利の交渉制度は、
活動効果が高い営業生産案件に対して適用される。
これにより、2008年5月19日より施行されている
上限金利に対する決定No.16が、
今後、改訂される予定である。
今回の施策実施により、
国家銀行は、この2ヶ月で、
公定歩合を年14%から10%に4回にわたり
連続して引き下げ調整し、
また、他の主要金利および準備資金率も
軒並み下げられた。
この国家銀行の動きは、
各商業銀行の資金力を強化し、
貸出金利を下げることを目的としたものである。
今後は、各信用機関が交渉の上で
優良案件に対して、
よりよい条件や金利で
資金を提供できる可能性を高められるよう、
政府は金融政策を通じて、
企業の生産活動に対して有利な環境を備え、
市民生活を向上に寄与したい考えである。
Vneconomy.net 2008年12月3日