ブルーチップ ベトナム投資ニュース

銀行の貸出金利が年21％であった頃
企業の証券追加発行申請書類はが、
一斉に国家証券委員会に提出された。
多くの企業が、銀行からの資金借入に変え、
証券市場を通じて資金を調達したいと考えたからである。
ただ、証券市場で資金を調達するのは容易ではない。

2007年にも、多くの企業が市民に対して、
安易に株式を発行した結果、
投資家に大きな損害を与えた。
このような経緯を踏まえ、
財務省は、株式発行に関する規定を厳格化した。

財務省は11月26日、
証券発行申請案内に関する
2007年3月13日付通達No.17/2007/TT-BTCの
訂正通達No. 112/2008/TT-BTCを発行した。

新通達は
証券追加発行の申請書類の監査、認可に関して
以下の三つの問題点を調整した。
1）会計報告書の提出条件を高める。
具体的には、
独立会計検査会社が検査済みの会計報告書が必要となる。
最新の会計検査は
1999年9月27日付財務省大臣決定No. 120/1999/QĐ-BTCに添付する
「会計検査報告書」の700会計基準に基づいて行うことを求める。
2）資金調達計画について具体的な説明を必要とする。
そのうち、土地使用権、案件への投資許可、
追加発行による調達資金で実施される案件の実施許可、
専門的な審査結果、
国家証券委員会に申請した最近の追加発行による調達資金の使用状況を
報告書に記載する必要がある。
3）追加発行は証券会社一社を通じて行う必要がある。
（発行機関が証券会社である場合を除く）

国家証券委員会によると、
2007年に証券市場を通じて調達できた資金は
63兆ドンを達しており、
市民への証券発行は200回に上った。

2008年に、世界経済の衰退による影響を、
証券市場も受けたが、
追加発行は92回行われ、12兆ドン以上の資金が調達された。

その他、膨大な資金が各投資家より調達されたが、
全体は把握されておらず、
今回のデータも、
国家証券委員会に提出された公衆会社の
登録申請書類で計算された仮定の数値である。

現時点まで、
1000部以上の証券追加発行に関する書類が
国家証券委員会に提出されたが、
2006年、07年に比べて、
より多くの企業が非公式に追加発行を行ったとみられ、
08年中に100社以上が行政処分を受けた。

Standard Chartered Bankの資料によると、
現在4000社の公衆会社があり、
調達資金額が大きく、違反の場合も多いという。