最低貸出金利 年8.5%に
先週、国家銀行は公定歩合を引き下げた。
これに続いて、今週初、
大国営銀行も貸出金利を引き下げ、
現在の最低貸出金利は年8.5%となり、
小規模銀行は困難な状況に置かれることとなった。
12月22日午前より貸出金利を引き下げた。
そのうち、Vietcombankは、優遇貸出金利を年8.5%とし、
公定歩合と同水準とした。
その他、
Vietcombankの一般貸出金利は年11%が適用される。
Nguyen Phuoc Thanh-Vietcombank社長によると、
今回の金利の引き下げは投資を促進し、
企業の信用により資金を調達する機会を拡大し、
特に、経営が困難な状況に陥った
中小企業、輸出商品生産企業、販売企業を
支援できるとしている。
農業農村開発銀行(Agribank)も
全国2,200支店で、ベトナムドンの貸出金利を引き下げた。
具体的には、短期貸出金利が年10.8%に、
中長期貸出金利が年12.72%となった。
また、同行は金利の引き下げと共に、
各農家、農業農村開発分野で活動している企業に対して
優先的に数十兆ドンを貸し出す予定である。
このような中、12月22日から今日までの間
貸出金利を引き下げる小規模の銀行がまだない。
国家銀行の断続的な公定歩合引き下げは
小規模銀行の経営に大きな影響を与える。
以前、資金が不足する状況下においては、
多くの銀行は高い金利で資金を調達していた。
最近、金利が急激に引き下げられたことにより、
高い経費の資金が大量に眠っていることになる。
貸出金利をさらなる下げは、
各銀行の赤字を誘発することになるが、
しかし、逆のケースの場合
利益を生み出さない大量の資金が不良在庫貸し、
投資してもリターンが確保できる保障もない。
銀行の赤字問題のほか、
企業は積極的に資金借入をせず、
それどころか高金利で借り入れた資金を、
期日前に繰り上げ返済するため、
さまざまに手段を講じている。
今後の経済の見通しが不透明な状態において、
各企業はさらなる金利引き下げに期待し、
生産性投資資金を借り入れすることは少ないだろう。
Vietnamnet 2008年12月24日