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2009年02月20日

Walmart効果 安価なベトナム製品の飛躍?


経済衰退による節約志向で、安い商品が売れている。
この結果、ベトナム製品がアメリカ市場で人気を博している。


米国では、他の企業が苦戦する中、
2008年第4四半期にWalmartの売上高が6%増加した。

また世界銀行の統計によると、
アメリカの繊維製品輸入額は2008年11月、12月に14%減少したものの、
バングラデシュ、中国、ベトナムからの輸入総額は2008年末に増加した。
これらの国は安い繊維商品を輸出する国である。
逆に、カナダ、香港、イタリア、韓国、ポルトガル、台湾のアメリカ市場への輸出総額は
2008年末に約20%減少した。

アメリカ商業省の発表資料によると、
アメリカ-ベトナムの両国間貿易総額は2008年152.83億ドンに達し、
2007年より23.6%増加した。
このうち、アメリカ市場へのベトナムからの輸出総額は126.1億ドルに達し、
19.6%増加している。

これは、良く知られるマクロ経済効果 ― 所謂Walmart効果 ― と呼ばれている。
即ち、経済危機が起こる時には安い商品が人気になる傾向があり、
これがアメリカを初め世界中に広がっている。

これらの統計を見ると、今後ベトナムは、
安価な製品生産によりWalmar効果を徹底的に利用するべきではないだろうか。



サイゴンエコノミックスタイムズ  2009年2月20日

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