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「風の墓」の経営
Ngu Binh、Thien Thai山の周辺は、
以前は住民も少なく、広い土地があった。
だが、市内からあまり離れていないため、
多くの人がそこに家や庭、
さらに「風の墓」を作った。
この「風の墓」とは、外見はお墓らしきものだが、
中に遺体や遺骨がないというものである。

土地にまだ余剰があったころ、
彼らは立地のよい場所にお墓を作り、
その土地を確保する。
他の人には、そこに遺体があるかどうか分からないため
墓があればその土地は取られることはないからだ。

フエ人民委員会が共同墓地の再計画を決定してから、
An Tay区の多くの家庭は、
この「風の墓」の販売により
経済的に豊かになったという。

実際、Ngu Binh山周辺は、
お墓ばかりで空地は見当たらないが、
ここに共同墓地建設が計画されたのである。

ある人の話によると、
「風の墓」が作られた状態だと売りやすく、
また、「風の墓」が作ってあると、
役所の人も勝手に土地を収用することができず、
その土地が計画範囲にあれば、
そのお墓を作った人に対して、
規定の賠償が支払われるという。

このような理由から、
「風の墓」はどんどん作られて、
管理もますます困難になっているという。
統計によると、Quang Binh省に「風の墓」は
1.000カ所以上に上る。
ただ、この「仕事」に携わる者にしか
そのお墓の実態は不明である。

お金なる「職業」
「風の墓」営業は、資本も労力も不要で、
ここの人々に経済的恩恵を与えた。

現在、土地が狭く人口も多いので、
墓地にできる土地もだんだんと減りつつある。
この現状において、フエの人々は
「風の墓」をより意欲的に販売する。
なぜなら、「風の墓」の方が、
共同墓地を購入より安くて便利だからである。

このような状況を、
役所もほとんど管理できないのが現状である。
ある職員は
「風の墓を壊せない。なぜなら
その中に遺体があるかどうか分からないし、
これは心の問題であり、
すごく管理が難しい」
と語っている。