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2009年04月23日

スタンダードチャータード銀行:ベトナム経済への評価良


スタンダードチャータード銀行によると、
ベトナム経済は上昇傾向で、経済不況に対する政策として、
ベトナム政府はこの不景気にタイムリーな対応を出すようだ。


経済の良いシグナル

先週末のレポートによると、「ベトナム-特別の年度」とし、
東南アジア分析長のTai Hui氏が、
「ベトナムの貿易収支が赤字から黒字になっている」と評価した。
2009年一季、ベトナムの貿易収支は16億USDの黒字だが、
前年同期は84億USDの赤字だった。
これはベトナムの輸入が下がった結果で、
特に鉄鋼価格及び原油価格が下降した。
その上、最初の石油精製所が操業しているので、
今年ベトナムは石油価格の高騰による悪影響が少なくなっている。
2008年11月から2009年1月まで輸出が下がって以降、
2009年の2月と3月の輸出はまた上がっている
(2009年2月が25.9%、3月が12.9%)。
2009年3月のインフレも2007年末以降
これが最小になり11.2%に達し、最大は28.3%となった
(2008年8月)。
Tai Hui氏によると、
石油価格と食品価格が安定しなければ、
2009年の中間にインフレは下がり続けると予想する。
特に、世界不景気は国内消費需要にあまり悪影響を及ぼさない。
Tai Hui氏も、世界経済不況がまだ
FDI(=海外直接投資)の登記投資資本に影響しないと重要視した。
2009年一季はFDIが60億USDに達し、
前年同期に比べ、52億USD上がった。

早い政策

12ヶ月前に、貿易赤字がGDP=国内総生産の9%になり、
インフレが最大の28.3%に達した。
その時点での問題点は、輸出問題とFDI問題ではなく、
政府銀行の金利上昇及び食品価格とエネルギー価格の高騰であった。

この問題を解決する為、
政府は金利援助と個人所得税猶予の政策を立てた。
政府も通貨政策を緩和、
2009年4月から基礎金利レートを7%に減らし、
2009年9月からは14%に減らす計画を立てる。

良い中期見通し

2009年は国内的にも世界的にも大変な年だが、
この政策はベトナム経済に良いシグナルを与える。
TaiHui氏は、
「私たちはベトナムの経済中期見通しが良くなると予測する」
とその点を重視した。
スタンダードチャータード銀行の専門家によると、
来年ベトナムの国内消費力は6~7倍になる。
加えて、ベトナムは政治が安定しており、生産コストが低いので、
ベトナムは段々外国から注目される投資先になっている。
スタンダードチャータード銀行も、
2009年の成長率4.2%、2010年5%と予想する。
このレートは政府の期待にとっては低いかもしれないが、
良い成長だと評価される。



共産党新聞 2009年4月22日

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