初めて表れたベトナム経済回復の兆し
2009年4月の輸出はやや減少したものの、
主力品目は増加傾向にあり、
これは、ベトナム経済回復の兆しを示すものである。
25.42億USDと、
昨年同期と比較して40倍と大幅に上昇した、
だが、4月の1カ月は、1,500万USDと
3月の10.89億USDから大きく減少した。
これにより、4月の輸出総額は45億USDと、
3月の53億USDより、15%減少する結果となった。
経済分析の専門家が昨年行った予想によると、
ベトナムの貿易収支は
金の再輸出で大幅に増加するとしている。
しかし、私たちは、いつまでも、
金の再輸出に依存するわけにはいかない。
輸出がやや減少する反面、
輸入が多少増加し、
4月の輸入総額は52億USDに達し、
3月と比較して3.1%増となった。
その結果、4月は輸入超過となり
貿易赤字は7億USDに達する。
また、2009年第1四半期は
輸出総額186.36億USD、輸入総額178.35億で、
ベトナムは8億USDの貿易赤字となる。
輸出は減少傾向にある
特に、年初4カ月における
原油の輸出額は19.78億USDに達するが、
昨年同期と比較して45%減少している。
このほか、ナッツ、コーヒー、ゴム、靴なども
輸出額が昨年同期と比較して減少している。
また、水産物の輸出額はやや増加し、
31億USDに達したものの、
3月の時点で29.3億USDと、
現状では横ばいの状態である。
一方、輸出額が増加している品目もある。
具体的には、お茶(14.8%増)、こしょう(1.9%増)、
米(43.9%増)、キャッサバ(155.8%増)などである。
特に、縫製産業分野においては、
輸出額は昨年同期に比べて1.8%増と、
わずかながら上昇、
その上、同様品目の輸入額は減少しており、
回復傾向が見受けられる。
そのほか、外国資本の企業は
輸出額を昨年同期と比較して20.7%減らしており、
輸入額も大きく減少している。
これら外資企業の輸入出額減は、
ベトナムの貿易収支に大きく影響する。
これら、輸出入額の増減は、
国内貿易収支に影響を与えるが、
輸出額は102.39億USDに達しており、
これは、ベトナム経済の回復を示す
初めての兆候といえよう。
CafeF 2009年4月27日