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2009年05月12日

4,400MW規模の電力センター工事開始


2009年5月10日、国家石油グループ(PVN)は
ソクチャン省ロンフー区ロンドゥック村で
ロンフー電力センター(4,400MW)建設プロジェクトを
稼働させた。


工商省に認可なれた計画では、同センターは
ホアビン水力発電会社の2倍の規模で、
ロンフー1、ロンフー2(各1,200MW)と
ロンフー3(2,000MW)の
三つの発電所と関係施設が建設され、
敷地面積は409haである。

PVNは、カーマウ石油電気センター
(1,500MW:2008年末稼働開始)、
ニョンチャック電力会社
(450MW:2009年6月末に稼働予定)など
さまざまに電力関連プロジェクトを展開、
年間100億kWhを国家電気ネットワークに提供、
電力需要に対する課題を分担して担い、
生産や生活に対して電力供給を行っている。

外国企業がベトナムに投資する理由の一つとして
電気代が安いことが挙げられる。

ただし、時に電力不足が発生し、
生産に影響が出ることもある。
特に、気温が高く降水量が少ない夏季は、
電力使用量もピークを迎え、
電気不足のシーズンだとも言える。
この時期になると、
PVNが電力をいくら提供しても
不足する状態である。

そのため、市民や生産現場に対し、
電気の節約を呼び掛けると共に、
外国から買電して賄っている。

だが一方で、カンボジアやラオスに対して
売電を行っている。

これは一体、どういうことか、
という疑問を持つ外国人も多いであろう。

だが、ベトナムとカンボジアやラオスは
特別な関係であり、
この関係は戦争時からずっと維持されている。

いわば、兄弟のようなものであり、
兄弟である以上、
苦労してでもサポートしなければならない。

そのためベトナムは、他国から電気を買ってでも、
カンボジアやラオスに電気を売るのである。
外国人にとっては不思議なことかもしれないが、
ベトナムの役目の一つなのである。



2009年5月11日 ヤフーベトナムウェブサイト

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