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2009年05月15日

課題多きベトナム旅行事業政策


「ベトナムイメージアップ」ツアーの値下げ政策を発表してから
4ヶ月後が過ぎたが、旅行総局の経費に関する課題は依然放置、
旅行会社の多くが、プログラムについての情報が不足している状況にある。


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               ベトナムに来た外国人

外国人旅行者 減少止まらず

旅行総局がこのような全国規模での盛大な政策を展開するのは、
今回が初めてである。
1月実施から4ヵ月が経ち、現在までに118のホテル、
85の旅行会社、14の店舗、ベトナムエアラインと
2の運送企業がこのプログラムに参加を申請している。

クアンニン、ハイフォン、ヴンタウ、ダナン、フエなどの地方も
積極的に参加を申請した。

旅行総局に対し政府は、
08年の旅行ビジネス投資展開ファンドから
250億ドンの支援を行うと決定した。
しかし、現在までに関係機関の審査が終了していないという状況である。

原因は、使用規制が認められていないためで、
このため、「ベトナムイメージアップ」プログラムの経費は、
殆ど遠慮がちに借りられている。

国内の各活動は、文書やセミナー経由の宣伝だけで終わった。
国内旅行者のイメージアップには弱いものだった。

しかもこの活動にも関わらず、
年初の4ヶ月の外国人旅行者は、去年同期比の18%減となった。

近隣政府が、経費節減のため旅行の制限を勧めて事が、
原因のひとつとして考えられている。
それ以外にも、特に新型インフルエンザの流行は、
外国人旅行者のマーケットを著しく低下させた。

国内成長の未熟

このように、「ベトナムイメージアップ」の海外事業部が
困難に陥っているにも関わらず、
国内マーケットも壁にぶつかってしまっている。

ホーチミン市では、2ヶ月に渡って6回の会議を行ったのだが、
多くの旅行会社が、情報不足から「ベトナムイメージアップ」
の何たるかを理解していない。

多くの旅行会社にとって、経済不況時期に、
国内旅行者の取り込みに力を入れるのは、
全ての国の戦略となっている。
ベトナムの場合、海外への広告経費は必要としているものの、
国内旅行者の開発は徹底されていない。

プロモーション戦略として、国内ツアーの価格は30~40%下がっており、
宣伝効果しだいでは、国内旅行者の前年比50%アップを目指している。



http://dantri.com.vn/c76/s76-325173/an-tuong-viet-nam-nin-tho-cho-kinh-phi.htm 


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