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2009年07月22日

南北高速鉄道 土地収用に30兆VND


南北高速鉄道は2036年に供用開始、
営業最高速度300Km/hが計画されているが、
300~500キロメートルの営業距離は
価格面において航空などより有利である。


建設準備はいくつかの段階に分割して行われる予定だが、
情報によると、土地収用にかかる費用として
30兆VND程度必要とされる。

先日、交通省は
「ベトナム交通システム安定拡大研究開発
(VITRANSS 2)」の最終報告について
指導委員会会議を開催した。
この会議で、国際協力機構(JICA)は交通省に
ベトナムの交通システムの安定的な発展に関する
全面的な研究結果を報告すると共に、
ベトナム高速鉄道の建設技術の選択、
土地立ち退きに関する建設計画を提案した。

Nguyen Huu Bang-
ベトナム鉄道公社社長兼会長によると、
ベトナム鉄道公社は2009年の売上成長率8%
利益成長率5%確保に努力し、
南北高速鉄道の建設計画を国会に提案する。

この南北高速鉄道は2036年に供用開始を予定、
営業最大速度300km/h、
投資総額が約558.5億USDとされ、
これと同時に、在来線の営業速度も
現在の60km/hから100 km/hにアップされる予定。

また、JICAの代表者によると、
ベトナム・日本共同コンサルティング委員会(VJC)は
ベトナム高速鉄道の建設技術を
ベトナム状況にマッチさせるよう
日本の新幹線技術を選択することを提案した。
この技術は世界で三つあるとされる、
最新高速鉄道技術である新幹線(日本)、
TGV(フランス)、ICE(ドイツ)の
スピード、安全性、快適、環境、輸送能力、
定時運行面で比較の上選択された。

また、試算によると、供用開始後、
高速鉄道は輸送経費を57%、時間を17%節約でき、
交通事故も20%減少させるという。
また、同時に、高速鉄道周辺での
住宅団地開発を促すと共に、
現在の陸路交通状況を改善する。

一方、高速鉄道建設に関する最も大きな問題は
政策、資金、土地収用といった点である。
世界中の経済状況が大きく変動している中、
土地収用費用や基本的な建設資金の資金源が
問題として圧し掛かってくる。
同案件は大型であるため、
国と企業の協力により実施される予定で
インフラ整備投資資金(70%)が
国家予算により支出、
交通手段調達経費(30%)が
ベトナム鉄道公社により負担される予定。



Vneconomy.net 2009年7月22日

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