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2009年09月23日

経済危機後のFDI アジア各国の明暗


南・東・東南アジアにおける外国直接投資の導入が、
逆転することに期待」
上記は9月17日に行われた
商業・開発に関する国際連盟協会(UNCTAD)の報告書に
掲載されたものである。


UNCTADの2009年の世界投資報告書によると、
上記の地域へのFDI投資資金は2008年17%増となり、
2,980億USDに達した。
しかし、2008年第4四半期からFDI導入には遅延が出始め、
2009年第1四半期にはFDI投資資金が2008年同期の3分の1を減らした。

ベトナムは引き続きFDI成長を維持

「国際最大企業、農業生産・開発」の報告は、
各国におけるFDI調達状況が大きく違うことを示した。

2008年1,080億USDが導入されたことにより、
中国はアメリカとフランスに次ぎ、3位のFDI調達国となった。
インドへのFDIも2008年に増加、記録的に420億USDに達した。

アジアで新発展工業経済の4カ国(NIEs)へのFDI導入も大きく異なる。
その中、韓国と香港(中国)への投資資金は、引き続き大きく増加しているが、
シンガポール、台湾(中国)へのFDIが急減している。

逆に、UNCTADの報告では、
インドネシア、ベトナムを含む東南アジアの数カ国が、
国際経済危機にも関わらず、FDIの成長率を維持できている、
と評価した(マレーシア、タイを除き、他国へのFDIは減少している)。

UNCTADの報告書は
「アジア地域の経済は海外需要に大きく付随するため、
国際経済状況が改善されれば増加する。
また、現在、アジア各国が対FDI用に有効な政策を作成、
法律を整備しており、外国企業がより活動しやすい方向へと動いている。」
と掲載した。

南・東・東南アジア地域のFDI資金は減少

南・東・東南アジア地域のFDIについて、
2008年中には換金額が7%増加し、1,860億ドンとなった。
アジア企業は海外での資産増加のために努力していた。

「ただ、国際経済危機がアジアの大企業に対しても
大きな影響を与えたため、この地域からのFDI資金は2009年は減少、
世界のほかの地域を下回った。」とUNCTADにから評価された。

中国とインドは、アジア地域の外国への投資にとって重要な投資国である。
この2カ国の投資の割合は、アジア全体の外国投資資金の中で
2007年の23%から2008年の37%に増加した。
その中、中国のFDIの増加は特に大きく、
2008年には520億USDを達成、2007年から132%増となった。
中国のFDIは、2009年も引き続き増加傾向である。

UNCTADの報告によると、
国際金融危機及び経済危機により、為替レートが大きく変動し、
外国証券市場も暴落したため、
中国企業が外国市場に深く侵入することが可能となった、と分析している。

新興のアジア工業経済4カ国の外国投資資金は減少している。
香港が2%、台湾が7%、韓国が18%、シンガポールが63%減となった。
2008年にこれらの国の外国への投資資金は、
それぞれ600億ドル、100億ドル、130億ドル、90億ドルを達していた。

特に、新発展のアジア工業経済国は、
国際経済危機により大きな影響を受け、
外国へのFDIは引き続き減少傾向にある。


Vneconomy.net 2009年9月21日

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