ブルーチップ ベトナム投資ニュース

この調整は2009年9月22日に発表され、
ADBの2009年アジア開発展望報告書に
掲載された。

それまでは、2009年3月末の
2009年アジア経済発展展望報告書で
ADBは、ベトナムのGDP成長率を
4.5％に達すると予想していた。

Ayumi Konishi－ADBベトナム担当社長によると、
最近になって適用された
ベトナム政府の積極的な政策が
国際経済危機によりもたらされた
ベトナムに対する消極的な影響を
最低限にとどめたことから、
ベトナム経済は積極的な発展を示している。

3月に発表された
2009年アジア開発展望報告に
今回、追加された内容について、
ADBは、ベトナム経済が
国際経済危機に適切に反応し、
外部環境は有利ではないものの、
ベトナム経済が2009年も
引き続き成長するとしている。
この成果をもたらした
具体的な政策として
国家予算と金融流動の拡大政策が挙げられ
これらが国内消費需要と財政投資を
引き上げた。

ADBによると、
ベトナムの経済衰退は
2009年初頭に底打ち状態となり、
GDPは2009年第1四半期から
現在まで成長傾向にある。

しかし、アジア開発銀行は
世界の消費価格の上昇が
経済回復より高いため、
インフレ傾向になると警告している。
さらに、供給源が増加することや
国家予算の超過支出が増加し、
インフレ圧力が高まりつつある。

ADBによると、
2009年と2010年の報告を作成する際、
ADBは、ベトナム国家銀行が年末までに
厳しい金融政策を開始すると仮定すると共に、
ベトナム政府が、2009年末および2010年に
需要拡大対策を適用しないと仮定した。