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2009年09月23日

2010年のベトナム経済 予想される六つの注意


ベトナムの経済成長は回復傾向にあり、
インフレも適切に抑制されつつあり、
マクロ的な要素から見れば
2009年よりバランスを保っている。


 
上記の内容は、計画投資省の
2009年経済社会状況報告書および
2010年経済社会開発計画の
要約に掲載された。

マクロ的な要素では、
以下の注意すべき指数がある。

①国内生産の成長速度が
6.5%増加すると予想される
(2009年は5%~5.2%)
インフレが7%以下で抑えられる。
GDPが1.931兆VND(約1,060億USD)に、
国民一人当たりの所得が
1,200USD以上に達する。

②2010年の社会全体に対する
投資開発のための調達資金が
約801兆VNDに達すると予測され、
これはGDPの41.5%に相当する
(2009年は42.4%に達すると予測)、
実施額は2009年より12.8%増加する。
2009年と比べると、
国家予算からの投資資金が減少するものの、
ほかの資金源からは増加する。

具体的には、国家予算からの投資資金が
125.5兆VNDに達し、
2009年の予測より18%減少、
投資開発資金全体の15.7%を占める。

具体的には
国債が投資開発資金全体の8.2%を占め、
2009年の予測より22.2%増加する。
国家投資開発用の信用資金が6.9%を占め、
同10%増加する。
国営企業セクターからの投資資金が
8.2%を占め、同10%増加する。
民間企業セクターからの投資資金が
35.1%を占め、同26%増加する。
FDIが22.7%を占め、同21.3%増加する。

③ 貿易バランスシートは
引き続き輸入超過状況となる。
輸入超過額は約127.5億USDに達すると予測され、
輸出額全体の19.7%を占める。

具体的には、2010年の商品輸出額は
646.5億USDに達し、
2009年の予測より6%を増加する。
そのうち、輸出額が774億USDに達し、
2009年の予測より9%増加する。

2010年のサービス輸出額は
66億USDを達する可能性が高く、
2009年の予測より15.6%増加する。
また、サービスの輸入額は
約81億USDに達し、
前年の予測より13%を増加する。

④経常収支は-83億USDで、
そのうち、清算バランスシートについて、
支出超過が12億USDと予測されるほか、
輸入超過額が77億USD、
純サービスが-16億USD、
純投資による収益が-55億USD、
純送金が+65億USDとしている。

また、資金のバランスが
+69億USDになると予測される。
その内訳は、
外国直接投資資金+70億USD、
長中期の貸出資金+11億USD、
短期の借入資金-2億USD、
有価証券への投資資金+2億USD、
預金資金-12億USDである。

⑤ 2010年の国家予算の超過支出は
GDPの6.5%を占める
(2009年の予測が6.9%である)
また、2010年12月31日までの
政府の貸出資金がGDPの44%を占める。

具体的には、2010年までに
国家予算収入が456.4兆VNDに達し、
2009年より16.8%増加する。

一方、2010年の
国家支出が581.9兆VNDに達し、
前年の予測より18.4%増加する。
そのうち、最低給与が2010年5月1日より
月730,000VNDに引き上げられるため、
給与制度の改善により支出された資金が
35.49兆ドンに上る。

⑥ 2010年に160万人が
雇用されると予測する。
そのうち、外国へ派遣されるのは
8.5万人である。

また、都会の失業率が
就職年齢人口の4.6%を占める。



Vneconomy.net 2009年9月23日

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