ブルーチップ ベトナム投資ニュース

Phu Thang Long設計・建設有限会社の投資計画により、
新規投資額は17億USDとなり、
年初9ヶ月の外国投資状況は大きく変わった。

実施の遅れ続く

上記の計画を入れると、年初9ヶ月の外国投資申請額は、
前月までの56.2億USDから76.7億USDとなる。
前年同期に比べわずか14.3％と落ち込んではいるものの、
申請額20億USDという数字は、
9月のFDI調達の結果としては良好であったといえる。
年初9ヶ月で増資案件は583件、
増資資金は48.6億USDで、前月までの48.3億USDほぼ同じではあるが、
前年同期から7％増となっている。

9月のFDIの実施額は7億USD、
これにより年初9ヶ月の実施額は72億ドルとなり、
前年同期の88.9％に相当する。
今年に入ってからのFDI実施額は月平均8億USDである。

不動産投資が増加

17億USDの新規不動産投資案件により、
外国投資家からの不動産分野への関心が再燃している。
投資許可の降りた9件を加え、
不動産分野は年初9ヶ月で36.5億USDを調達したことになった。

ホテル分野では、この1ヶ月の投資資金の調達状況はさほど変動していないが、
外国投資家からの関心は高く、
新規申請額と増資額を合わせると45.7億USDとなる。

工業、製造関連の投資資金は、8月には不動産分野を超えたものの、
現在はもとに戻っている。
市場の悪化は、同分野への投資が不足していることもひとつの原因である。

年初9ヶ月でベトナムに投資した38カ国のうち、
最も金額が大きかったのはアメリカで39.5億USD、
次はサモアの17億USD、台湾の13.6億USDと続いた。

年初9ヶ月のFDIの最大調達地域はBa Ria-Vung Tauで、
調達総額は66.6億USD。
Binh Duong省、Ho Chi Minh市、Ha Noi市と続き、
調達資金はそれぞれ24.5億USD、11.4億USD、3.83億USDとなる。